外来種について

更新日:令和4(2022)年9月8日(木曜日)

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外来種とは

 外来種とは人間の活動に伴って、それまで生息していなかった場所に持ち込まれた動植物等のことです。反対に、もともとその地域に自然分布していた生き物は在来種と呼ばれます。外来種によっては、生活被害や生態系の被害などをもたらす可能性があります。
 なお、外来生物法では、海外から入ってきた生物に焦点を絞り、人間の移動や物流が盛んになり始めた明治時代以降に導入されたものを中心に対応しています。

外来種による被害を予防するために

 外来種による被害を予防し、在来種を守るために、以下の三原則にご理解・ご協力をお願いいたします。

  1. 入れない:悪影響を及ぼすおそれのある外来種を自然分布域から非分布域へ「入れない」
  2. 捨てない:飼養・栽培している外来種を適切に管理し、「捨てない」(逃さない・放さない・逸出させないことを含む)
  3. 拡げない:すでに野外にいる外来種を他地域に拡げない(増やさないことを含む)

環境省ホームページより) 

特定外来生物

 外来生物法では、外来生物の中で、生態系や人の生命・健康・農林水産業などに大きな被害を及ぼすもの、または及ぼすおそれのある種は「特定外来生物」に指定されています。特定外来生物は飼育、栽培、運搬、野外に放つことなどが禁止されています。市内で特定外来生物を見かけた際は、市環境政策課までご連絡ください。

以下に、これまで市内で確認された主な特定外来生物をお示しします。

カミツキガメ

 原産地は北アメリカから中米。甲羅の長さは最大で約50cm。陸に上げられると攻撃的で、咬まれた場合には大怪我につながる恐れがあります。市内では、印旛沼流域や海神川で年間数例発見されています。詳しくはこちら

カミツキガメ

アライグマ

 原産地は北アメリカ。頭胴長(頭の先から尾の付け根までの長さ)55センチメートル前後、尾の長さ30センチメートル前後。尾に5から10本の縞々模様があります。非常に気性が荒く、攻撃性が高く、咬まれたり引掻かれた場合には怪我や病気に感染する恐れがあります。詳しくはこちら

araiguma

セアカゴケグモ

 原産地はオーストラリア。成熟した雌の体長は約0.7~1cm。攻撃性のあるクモではありませんが、触れると咬まれることがあります。雌のみが毒を有しています。詳しくはこちら 

セアカゴケグモ

オオキンケイギク

 原産地は北アメリカ。キク科の多年生草本で、高さは30~70cm程度。温帯に分布し、路傍、河川敷、線路際、海岸などに生育します。開花期は5~7月。繁殖力が非常に強く、いったん定着してしまうと在来の野草の生育場所を奪ってしまいます。
オオキンケイギク

その他外来種

以下に特定外来生物ではありませんが、市内で確認された主な外来種をお示しします。

アメリカオニアザミ及びナガミヒナゲシについては、敷地内に生息している場合、駆除にご協力ください。

ハクビシン

 原産地は東南アジア。頭胴長(頭の先から尾の付け根までの長さ)60センチメートル前後、尾の長さ40センチメートル前後で、体型は細長く尾が長い。鼻から額にかけて白い筋があります。臆病な性格ですが、刺激を与えると襲ってくることがあり、咬まれたり引掻かれた場合には怪我や病気に感染する恐れがあります。詳しくはこちら

hakubisin

アメリカオニアザミ

 原産地はヨーロッパ。キク科で、高さは50~100cm程度。開花期は7~10月。繁殖力が強く、在来の植物の生育場所を奪うなどの影響を与える可能性があります。葉っぱがギザギザで固く鋭いトゲがあります。駆除する際は革手袋等をつけて作業してください。草刈り鎌などで刈るか、スコップ等を使用して根周辺の土ごと掘り上げ、新聞紙などでくるんで可燃ごみとして処分してください。詳しくはこちら

アメリカオニアザミ

ナガミヒナゲシ

 原産地は地中海沿岸。ケシ科の一年草で、高さは20~60cm程度。温暖で日当たりの良い乾いた肥沃地を好みます。開花期は4~5月。直径3cmのオレンジ色の花を咲かせます。他の植物の生育を抑制する物質を放出すると言われており、また、非常に小さな種子が大量にできるため繁殖力が強く、在来の生態系へ影響を与える可能性があります。なお、駆除の際は、種が飛ばないようにしながら根から引き抜き、ポリ袋に入れて密閉したうえで可燃ごみとして処分してください。

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