小室上台遺跡

更新日:令和3(2021)年12月3日(金曜日)

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小室上台(こむろうえだい)遺跡

遺跡No.6 小室町
市北東部の台地上に広がる「小室台遺跡群」の1遺跡です。昭和61(1986)年、本覚寺の寺院建設に伴う調査が実施され、「取掛西貝塚」と同じ縄文時代早期前半の撚糸文(よりいともん)土器やバイオリン形土偶が見つかりました。

バイオリン形土偶

約11,000年前の土器とともに見つかりました。残存高2.0センチメートル、最大幅1.8センチメートル、重さ2.5グラムという日本最古級、最小級の土偶です。
頭部は失われていますが、体の上半身を表現した形が特徴的な土偶です。この体の造形がバイオリンの胴部に似ていることから、「バイオリン形土偶」と呼ばれています。千葉県や茨城県など関東地方東部で見られますが、その数は少なく、郷土の貴重な資料です。
船橋のこの小さな土偶は、日本各地の展覧会にも出品されており、2018年には、東京国立博物館、そしてフランス・パリで行われた縄文展にも展示された、小さいけれどとても貴重なものなのです。

バイオリン形土偶

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飛ノ台史跡公園博物館

〒273-0021千葉県船橋市海神4-27-2

受付時間:午前9時から午後5時まで ※入館は午後4時30分まで 休業日:毎週月曜日、祝日の翌日(土・日の場合は除く)、年末年始