ふなばし感染症情報(現在の発生状況、感染対策のポイント)
お知らせ
冬の感染対策について
年末年始に海外へ渡航された皆様へ
今週の注目疾患
インフルエンザ警報が発令されています
インフルエンザ警報の発令について(千葉県)
新型コロナウイルス感染症の流行状況
新型コロナウイルス感染症に関するよくある質問
伝染性紅斑(りんご病)の警報について
ノロウイルスの感染症・食中毒予防対策について
目次
1 船橋市の感染状況
(1)船橋市感染症発生動向調査結果(市内の全数報告・定点報告)
(2)冬の感染対策について
(3)今週の注目疾患
(4)定点把握対象の五類感染症
6 5類移行前の新型コロナウイルス感染症の感染者の発生状況等についてはこちらをご覧ください
1 船橋市の感染状況
(1)船橋市感染症発生動向調査結果(市内の全数報告・定点報告)
「全数把握対象疾患」と 「定点把握対象疾患」 (インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症、小児科、眼科)については、週に1回公開しています。
<定点週1回報告グラフイメージ(左が5週分、右が5年分)>
【全数・定点週1回報告】ふなばし感染症情報(表)(表PDF形式 85キロバイト)
【定点・週1回報告】ふなばし感染症情報(グラフ)(PDF形式 276キロバイト)
【直近5年分・定点・週1回報告】ふなばし感染症情報(グラフ)(PDF形式 921キロバイト)
「定点把握対象疾患」(性感染症)については、月に1回公開しています。
【月1回報告】ふなばし感染症情報(表・グラフ)(PDF形式 382キロバイト)
(2)冬の感染対策について
気温が下がり、空気が乾燥すると、ウイルスの活動が活発になります。そのため、インフルエンザウイルスなどによる呼吸器感染症、ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎などが増加する傾向にあります。
感染症対策の基本は手洗いです。外出先からの帰宅時、調理前、排泄後などは、流水と石けんで手を洗いましょう。また、咳やくしゃみのしぶき(飛沫)により拡がる感染症を防止するため、咳エチケット((1)他の人に向けて咳やくしゃみをしない、(2)咳やくしゃみが出るときはマスクをする、(3)手のひらで咳やくしゃみを受け止めたら手を洗うことなど)を心がけましょう。室内では、適切な湿度の保持や、こまめな換気も大切です。行事が多くなるこれからの時期を元気に過ごすためにも、体調管理に気を付けてお過ごしください。
感染対策に関する情報(千葉県ホームページへのリンク)
冬の感染対策(厚生労働省ホームページへのリンク)
年末年始に海外へ渡航された皆様へ
感染症には、潜伏期間(感染してから発症するまでの期間)が数日から1週間以上と長いものもあり、渡航中や帰国直後に症状がなくても、しばらくしてから具合が悪くなる場合があります。その場合は、医療機関に事前に電話連絡して海外渡航歴があることを伝えた上で受診し、渡航先、滞在期間、現地での飲食状況、渡航先での活動内容、動物との接触の有無、ワクチン接種歴等についてお伝えください。その他詳細は以下をご参照ください。
海外へ渡航される皆さまへ! (厚生労働省検疫所FORTHへのリンク)
【感染症エクスプレス@厚労省】Vol.518(2024年8月4日) (厚生労働省ホームページへのリンク)
【感染症エクスプレス@厚労省】Vol.519(2024年8月19日) (厚生労働省ホームページへのリンク)
(3)今週の注目疾患
インフルエンザ ~警報が発令されています~
2025年第2週(2025年1月6日~12日)の定点当たり患者報告数(船橋市)*は『40.41』と前々週(85.88)と比較して減少しましたが、依然として国の定める警報基準値である(30)を超えており、過去4年間の同時期と比較しても非常に多い状況となっています※。
千葉県における定点当たり患者報告数は、2025年第2週(2025年1月6日~12日)は『40.02』であり、「インフルエンザ警報」が発令されています。
2024年第52週(2024年12月23日~29日(速報値))において、千葉県(15,862例、定点当たり患者報告数は78.52)であり、 近隣都県では東京都(23,625例、定点当たり患者報告数は56.52)、埼玉県(19,981例、定点当たり患者報告数は76.56)、神奈川県(23,869例、定点当たり患者報告数は66.3)となっています。
インフルエンザは、突然の高熱、頭痛、関節痛など、普通の風邪に比べて全身症状が強く、気管支炎や肺炎などを合併し重症化することがあるため、体力のない高齢者や乳幼児などは、特に注意が必要です。
対策として、「手洗い」や「マスクの着用を含む咳(せき)エチケット」などが有効です。特に、高齢者や基礎疾患のある方が感染すると、重症化するリスクが高まります。高齢者と会ったり、通院や大人数で集まったりするときは、マスクの着用を含めた感染対策へのご協力をお願いします。また、予防接種は、発症後の重症化防止に効果的です。
〈マスクの着用が効果的な場面〉
高齢者など重症化リスクの高い方への感染を防ぐため、医療機関を受診する時や、高齢者など重症化リスクの高い方が 多く入院・生活する医療機関や高齢者施設などへ訪問する時等は、マスクの着用を推奨します。
そのほか、インフルエンザの流行期に重症化リスクの高い方が混雑した場所に行く時については、感染から自身を守るための対策としてマスクの着用が効果的です。
〈医療機関や高齢者施設などの対応〉
高齢者など重症化リスクの高い方が多く入院・生活する医療機関や高齢者施設などの従事者の方は、勤務中のマスクの着用を推奨しています。
船橋市内においても、保育園や高齢者施設等での集団感染が多発しています。今後、更なる発生の増加が見込まれますので、家庭、保育園、幼稚園、学校、社会福祉施設等において感染対策の実施に努めましょう。また、マスク着用を希望する方が着用しやすい環境整備について、ご配慮をお願いします。
インフルエンザ警報の発令について (千葉県ホームページへのリンク)
インフルエンザ様疾患の感染拡大防止について
令和6年度インフルエンザQ&A(厚生労働省ホームページへのリンク)
今シーズンのインフルエンザ総合対策の推進について
マイコプラズマ肺炎
マイコプラズマ肺炎は 、市内における報告数は不明ですが、定点当たりの患者報告数(千葉県)は、2025年第2週(2025年1月6日~12日) は『0.67』と前々週(1.56)と比較して減少しました※。しかし、 過去4年間の同時期と比較して多い状況が続いており、引き続き注意が必要です。マイコプラズマ肺炎は、「肺炎マイコプラズマ」という細菌に感染することによって起こる呼吸器感染症です。小児や若い人の肺炎の原因として、比較的多いものの一つです。マイコプラズマ肺炎は1年を通じてみられ、秋冬に増加する傾向があります。
主な症状として、発熱や全身の倦怠感(だるさ)、頭痛、咳などの症状がみられます。咳は熱が下がった後も長期にわたって(3~4週間)続くのが特徴です。肺炎マイコプラズマに感染した人の多くは気管支炎で済み、軽い症状が続きますが、一部の人は肺炎となったり、重症化したりすることもあります。
感染経路は、感染した人の咳のしぶき(飛沫)を吸い込んだり(飛沫感染)、感染者と接触したりすること(接触感染)によると言われています。感染してから発症するまでの潜伏期間は長く、2~3週間くらいとされています。
予防と対策として、普段から流水と石けんによる手洗いをすることが大切です。また、感染した場合は、家族間でもタオルの共用は避けましょう。咳の症状がある場合には、マスクを着用するなど「咳エチケット」を守ることを心がけましょう。
マイコプラズマ肺炎(厚生労働省ホームページへのリンク)
マイコプラズマ肺炎に関するQ&A(厚生労働省ホームページへのリンク)
マイコプラズマ肺炎の発生状況について(国立感染症研究所ホームページへのリンク)
梅毒
主な症状として、「性器や口の中に小豆から指先くらいのしこりや痛みの少ないただれができる」、「痛み、かゆみのない発疹が手のひら、足の裏、体中に広がる」といった症状が見られます。症状が消えても感染力が残っているのが特徴で、治療をしないまま放置していると、数年から数十年の間に心臓や血管、脳などの複数の臓器に病変が生じ、時には死にいたることもあります。
予防方法としては、粘膜や皮膚が梅毒の病変と直接接触しないように、また病変の存在に気づかない場合もあることから、性交渉の際はコンドームを適切に使用することが大切です。ただし、コンドームが覆わない部分から感染する可能性もあるため、コンドームで100%予防できると過信はしないようにしましょう。もし皮膚や粘膜に異常を認めた場合は、性的な接触を控え、早めに医療機関を受診して相談しましょう。
梅毒(厚生労働省ホームページへのリンク)
梅毒に関するQ&A(厚生労働省ホームページへのリンク)
梅毒に注意しましょう
(4)定点把握対象の五類感染症
-2025年第2週-2025年1月6日~2025年1月12日
新型コロナウイルス感染症
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
定点当たり患者報告数(船橋市)* は、2025年第2週(2025年1月6日~12日) は『3.55』と前々週(4.55)と比較して減少しました※。
多くの場合は1週間以内に症状は改善しますが、合併症などが生じる場合もあるため、強いのどの痛みなど気になる症状があるときは、早めに医療機関を受診しましょう。
伝染性紅斑 ~警報基準値を超えています~
定点当たり患者報告数(船橋市)* は、2025年第2週(2025年1月6日~12日) は『4.18』と前々週(3)と比較して増加しました※。過去4年間の同時期と比較して、非常に多い状況となっており、引き続き注意が必要です 。
両頬に赤い発疹がみられ、多くの場合風邪のような症状を伴います。小児を中心に発生しますが、大人にも感染し、妊婦では胎児の異常や流産が生じることがあるため、特に注意が必要です。
飛沫や接触により感染するため、家庭、保育園、幼稚園、学校等において手洗いや咳エチケットなど感染対策の実施に努めましょう。
伝染性紅斑(りんご病)の警報について
伝染性紅斑(厚生労働省ホームページへのリンク)
感染性胃腸炎
定点当たり患者報告数(船橋市)* は、 2025年第2週(2025年1月6日~12日) は『4.27』と前々週(3.73)と比較して増加しました※。
この時期に発生する感染性胃腸炎のうち、特に集団発生例の多くは、ノロウイルスによるものであると推察されています。
高齢者や乳幼児では下痢等による脱水症状を生じることがありますので、注意が必要です。対策として、糞便や吐瀉物を適切に処理し、汚れた床などは消毒しましょう。処理後は手洗いを行い感染防止対策の実施に努めましょう。
*定点当たり患者報告数(船橋市)
定点とは、感染症の発生状況を知るため、一定の基準に従い、保健所管内の人口に応じた数の医療機関を無作為に選定し、感染症発生状況を報告する医療機関です。
定点当たり患者報告数とは、各定点において1週間に診断した患者数の平均値(患者報告数の総和/定点医療機関数)です。
※年末年始、ゴールデンウイーク、お盆、シルバーウィーク等を含む週では、定点当たり患者報告数が減少する傾向があり、解釈には注意が必要であることから、2025年第2週(2025年1月6日~12日)においては 前々週(2024年第52週(2024年12月23日~29日 ))と比較して記載しています。
2 千葉県の感染状況
千葉県感染症情報センター/千葉県 (chiba.lg.jp)
3 全国の感染状況
4 感染症発生動向調査
船橋市では、感染症の発生情報の正確な把握等を行うため、感染症発生動向調査を市内関係医療機関の協力の上で行っております。
5 感染症発生動向調査とは
感染症発生動向調査とは、1981年(昭和56年)より全国で行われている調査事業です。
1999年(平成11年)4月に「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症法)」が施行されたことにより、感染症発生動向調査は感染症対策の一つとして位置づけられました。感染症の発生状況を把握・分析し、情報提供することにより、感染症の発生およびまん延を防止することを目的として行われています。
感染症発生動向調査で把握する疾患
感染症発生動向調査では、医師・獣医師に全数届出を求める「全数把握対象疾患」と指定届出機関(定点医療機関)で診断された患者の報告を求める「定点把握対象疾患」をそれぞれ定めています。
詳細は厚生労働省のホームページをご確認ください。
6 5類移行前の新型コロナウイルス感染症の感染者の発生状況等についてはこちらをご覧ください
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- 保健所健康危機対策課 検査係(衛生試験所)
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- 電話 047-409-3801
- FAX 047-409-6301
- メールフォームでの
ご意見・お問い合わせ
〒273-8506千葉県船橋市北本町1-16-55
受付時間:午前9時から午後5時まで 休業日:土曜日・日曜日・祝休日・12月29日から1月3日
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