梅毒に注意しましょう

更新日:令和6(2024)年5月8日(水曜日)

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梅毒の報告が増加しています

 船橋市では、市内医療機関からの梅毒の届出数が増加しています。
 (届出数とは、船橋市内にある医療機関が船橋市保健所に届け出た件数です)
 2023年には71件の報告があり、過去10年間で最も多い届出数でした。

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年齢は、例年20才代から50才代が多くを占めています。

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2023年の年齢、性別の内訳をみると、女性では20歳代が突出して多く、男性では20歳代から50歳代が多くなっています。

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梅毒は全国的に感染が広がっています。詳細は厚生労働省のホームページをご覧ください。

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厚生労働省「性感染症」 (mhlw.go.jp)

梅毒とは

 梅毒は、セックスなどによってうつる感染症です。

 感染部位と粘膜や皮膚の直接の接触で感染します。具体的には、性器と性器、性器と口の接触(オーラルセックス)、性器と肛門(アナルセックス)等です。

 原因は梅毒トレポネーマという病原菌です。

 検査や治療が遅れたり、治療せずに放置したりすると、長期間の経過で脳や心臓に重大な合併症を起こすことがあります。また、妊娠中に感染すると、生まれてくる赤ちゃんに早産・死産・先天性梅毒による後遺症などを引き起こすリスクがあります。

 梅毒は早期の薬物治療で完治が可能です。しかし、完治しても、感染を繰り返すことがあるため、再感染の予防が必要です。

 梅毒は保健所で無料・匿名で検査できます。感染の早期発見・早期治療のために、感染の気になる方は検査を受けましょう。

梅毒に感染すると現れる症状は?

 感染したあと、経過した期間によって、症状の出現する場所や内容が異なります。

第Ⅰ期: 感染後約3週間
 初期には、感染がおきた部位(主に陰部、口唇部、口腔内、肛門等)にしこりができることがあります。また、股の付け根の部分(鼠径部)のリンパ節が腫れることもあります。痛みがないことも多く、治療をしなくても症状は自然に軽快します。
 しかし、体内から病原体がいなくなったわけではなく、他の人にうつす可能性もあります。
第Ⅱ期: 感染後数か月
 治療をしないで3か月以上を経過すると、病原体が血液によって全身に運ばれ、手のひら、足の裏、体全体にうっすらと赤い発疹が出ることがあります。小さなバラの花に似ていることから「バラ疹(ばらしん)」とよばれています。
 発疹は治療をしなくても数週間以内に消える場合があり、また、再発を繰り返すこともあります。しかし、抗菌薬で治療しない限り、病原菌である梅毒トレポネーマは体内に残っており、梅毒が治ったわけではありません。

 アレルギー、風しん、麻しん等に間違えられることもあります。この時期に適切な治療を受けられなかった場合、数年後に複数の臓器の障害につながることがあります。

晩期顕性梅毒(感染後数年)
 感染後、数年を経過すると、皮膚や筋肉、骨などにゴムのような腫瘍(ゴム腫)が発生することがあります。また、心臓、血管、脳などの複数の臓器に病変が生じ、場合によっては死亡に至ることもあります。
 現在では、比較的早期から治療を開始する例が多く、抗菌薬が有効であることなどから、晩期顕性梅毒に進行することはほとんどありません。

 また、妊娠している人が梅毒に感染すると、胎盤を通して胎児に感染し、死産、早産、新生児死亡、奇形が起こることがあります(先天梅毒)。妊娠がわかったら、妊婦健診で感染症のチェックを行いましょう。

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厚生労働省「梅毒」 (mhlw.go.jp)

感染予防のポイント

  • 皮膚や粘膜に異常があった場合は性的な接触を控えましょう。疑われる症状のある方は、早めに医療機関を受診して相談しましょう。 
  • 性行為の際はコンドームを使用し、相手と粘膜や皮膚が直接接触をしないようにしましょう。ただし、コンドームが覆わない部分の皮膚などでも感染がおこる可能性があるため、コンドームを使用しても100%予防できると過信はせず、皮膚や粘膜に異常があった場合は早めに医療機関を受診して相談しましょう。
  • 妊婦健診を受けましょう。
    妊婦健診で梅毒の検査を実施します。お母さんから赤ちゃんへの感染を予防したり、早期治療につなげるために、検査を受けましょう。

医療機関の方へ

梅毒の検査 

  • 梅毒に感染したかどうかは医師による診察と、血液検査(抗体検査)で判断します。
  • 感染して時間が経っていない時期(第Ⅰ期の最初の数週間)は抗体検査をしても陽性反応が出ないことがあるため、感染してから十分な期間(約3週間)をおいて、検査をする必要があります。
  • 受診の際は、検査結果を正確に判断するために、感染の可能性がある時期や感染の予防状況(コンドーム使用等)について、医師に伝えましょう。
  • 梅毒に感染していたことがわかった場合は、パートナー等、感染の可能性がある方と一緒に検査を行い、必要時は一緒に治療を行うことが重要です。梅毒は再感染する可能性があるため、治療が終了するまでは相手にうつす可能性があります。

梅毒の検査を行っています。

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