伝染性紅斑(りんご病)の警報について

更新日:令和7(2025)年4月18日(金曜日)

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伝染性紅斑(りんご病) の警報について

 感染症発生動向調査において、船橋市の2025年第15週(4月7日から4月13日)の1週間で、1医療機関当たり患者報告数(定点当たり患者報告数)* が『2.11』となり、国の定める警報基準値の『2.0』を超えました。 2025年第11週(3月10日から3月16日)の報告数は『1.91』で、それ以降は減少しましたが、再び増加しており、引き続き注意が必要です。 

伝染性紅斑15週 

   飛沫や接触により感染が広がることから、保育園や幼稚園、 学校、施設等での集団感染にもつながります。引き続き感染対策をお願いします。 

*定点当たり患者報告数

定点とは、感染症の発生状況を知るため、一定の基準に従い、保健所管内の人口に応じた数の医療機関を無作為に選定し、感染症発生状況を報告する医療機関です。

定点当たり患者報告数とは、各定点において1週間に診断した患者数の平均値(患者報告数の総和/定点医療機関数)です。

伝染性紅斑(りんご病)について

伝染性紅斑はヒトパルボウイルスB19というウイルスによる感染症です。数年に一度大流行します。

症状は、左右の頬が赤くなり、紅斑が鼻根部でつながり蝶が羽根を広げた形に見えることもあります。また、かゆみを伴うこともあります。大人が感染した場合は、頬部の紅斑は少ないようです。太股や腕を中心に、レース様の赤い発疹が出ます(頬の紅斑より1-2日遅れて出てくることが多いようです)。かゆみを伴うこともあります。発赤は日光、寒冷などの刺激で悪くなることもあります。発疹のピークは3日から4日目で、1週間から2週間で次第に消えていきます。熱は出ないことが多く、まれにせきなどの軽いかぜ症状をともなうことがあります。関節痛や関節炎は小児では少なく、成人で多く見られます。妊婦では胎児の異常や流産が生じることがあるため、特に注意が必要です。 りんごのように頬が赤くなるので、りんご病と呼ばれています。 

伝染性紅斑(りんご病)についての詳細は、こちらから

主な感染経路は、飛沫感染、接触感染です。

感染を防ぐために以下のようなことに気を付けましょう。

  • 手指を介して感染が拡大するため、石けんと流水でよく手を洗いましょう。
  • タオルの共用はしてはいけません。
  • 咳やくしゃみがある人は咳エチケットが有効です。

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