インフルエンザ様疾患の感染拡大防止について

更新日:令和7(2025)年10月24日(金曜日)

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インフルエンザ注意報を発令しました

 感染症発生動向調査において、インフルエンザの船橋市の定点あたり報告数が「11.8」と、国の注意報基準値「10」を超えたため、船橋市保健所は、インフルエンザ注意報を発令しました。
 市内小中学校において、学級閉鎖等の報告が増加しており、更に今後、市内においてインフルエンザの感染拡大も予測されます。
  

1.インフルエンザの特徴

 インフルエンザは、38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など全身の症状が突然現れます。併せて普通の風邪と同じように、のどの痛み、鼻汁、咳などの症状も見られます。
小児ではまれに急性脳症を、高齢者や免疫力の低下している人では肺炎を併発する等、重症になることがあります。
 

2.市内のインフルエンザの発生状況

 感染症発生動向調査事業による患者報告数および定点医療機関あたりの報告数は、2025年第42週(10月13日~10月19日)時点で177例、『11.8』でした。

 手洗いやマスク着用を含む咳エチケット等を心がけ、家庭をはじめ、保育所、幼稚園、学校、社会福祉施設等でも、感染予防策に留意してください。

*定点当たり患者報告数

定点とは、感染症の発生状況を知るため、一定の基準に従い、保健所管内の人口に応じた数の医療機関を無作為に選定し、感染症発生状況を報告する医療機関です。

定点当たり患者報告数とは、各定点において1週間に診断した患者数の平均値(患者報告数の総和/定点医療機関数)です。

インフルエンザぢ42週

市民の皆様へ

 2025年9月1日からインフルエンザの新シーズン(2025/2026)が始りました。

 インフルエンザは、突然の高熱、頭痛、関節痛など、ふつうの風邪に比べ感染力が強く、肺炎や脳炎などを合併し、重症化することが多いので、体力のな高齢者や乳幼児などは特に注意が必要です。

 インフルエンザ予防のため、手洗いや咳エチケットの励行に努め、場面に応じて適切にマスクを着用しましょう。


〇外から帰ったら、石けんで手洗いをしましょう。

〇室内では適度な湿度(50~60%)を保ち、こまめに換気をしましょう。

〇十分な栄養と睡眠をとり、抵抗力を高めましょう。

〇高齢者や基礎疾患のある方などは、罹患すると症状が重くなりやすいので、人混みや繁華街への外出時にはマスクを着用しましょう。

〇咳エチケットー周囲の人にうつさないために気をつけましょう。

 ・ 咳・くしゃみが出たら、他の人にうつさないためにマスクを着用しましょう。

 ・ 咳やくしゃみの症状があり、マスクを持っていない場合は、ティッシュなどで口と鼻を押さえ、他の人から顔をそむけて1m以上離れましょう。

 ・ 鼻汁・痰などを含んだティッシュはすぐにゴミ箱に捨てましょう。

〇予防接種※を受けましょう。
 
※インフルエンザワクチンは、接種すればインフルエンザに絶対かからない、というものではありません。しかし、インフルエンザの発病を予防することや、発病後の重症化や死亡を予防することに関しては、一定の効果があるとされています。

 冬に向けた感染症対策として、リーフレットを作成しました。

  この冬に向けた感染症対策

 以下のリンクもご参照ください。

 「この冬、年末年始に向けた感染症対策~発熱などの体調不良時への備えをお願いします~」   

社会福祉施設等及び医療機関等の皆様へ

  • 集団感染に対する対策を今一度確認をお願いします。
  • 医療機関においては、院内感染によるインフルエンザの集団感染を疑う場合や、院内感染との因果関係が否定できない死亡事例が発生した場合には保健所に報告をお願いします。
  • 社会福祉施設等においては、施設内でインフルエンザの集団感染が疑われる場合や、重症者、死亡者がいる場合にはただちに保健所に報告をお願いします。
  • 報告方法等につきましては、船橋市ホームページ「感染症集団発生時の対応と報告について」よりご確認ください。

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保健所健康危機対策課 衛生試験所

〒273-8506千葉県船橋市北本町1-16-55

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