リチウムイオン電池使用製品のトリセツ~暖をとる製品にもリチウムイオン電池が使われています!~

更新日:令和6(2024)年12月13日(金曜日)

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令和6年10月から令和7年1月まで、経済協力開発機構(OECD)の加盟国において、リチウムイオン電池の安全性に関する国際共同啓発キャンペーンを実施しています 。
リチウムイオン電池は、スマートフォン、ノートパソコン、モバイルバッテリー、電動アシスト自転車をはじめとして様々な製品に使われており、今や我々の生活に欠かせない製品のエネルギー源となっています。また、これからの寒い時期に使われる暖をとるための製品(電熱ウェア、充電式カイロ等)にも、リチウムイオン電池が使われていることがあります。
しかし、リチウムイオン電池は熱や衝撃に弱いといった性質があり、その取扱いを誤ると、発煙・発火・過熱に伴う火災事故等が起こる場合があります。
今回は、消費者庁に寄せられたそれらの事故事例を紹介しつつ、リチウムイオン電池使用製品の取扱いに関する注意ポイントをお伝えします。

事故事例

・電熱ベスト着用中、バッテリーが異常に熱くなったためベストを脱いだところ、バッテリーが溶けていた。

・ネット通販で購入した電熱手袋のバッテリーを充電中、バッテリー付近から発火した。全ての電池セルが確認できなかったため、原因は特定できなかったが、バッテリーから出火した可能性が考えられる。

・デジタルプラットフォーマーに出品している外国の店から充電式カイロを購入した。充電後、不思議な臭いがしたものの、外出のため洋服のポケットに入れて使用していたところ発煙した。慌てて取り出したため道路に落ち、発火して溶けた。

・大手ショッピングサイトで購入した電熱インソールを、スイッチを切ったまま使用していたところ、急に熱くなって発煙した。熱で靴と靴下が溶け、やけどにより救急搬送された。

リチウムイオン電池使用製品を取り扱うときの注意ポイント

・熱や衝撃に弱いなどのリチウムイオン電池の性質上、リチウムイオン電池を使用した製品では、取扱いを誤ると、発煙・発火・過熱に伴う火災事故等の原因となる場合があります。火災事故等が発生する危険性を常に認識し、以下の点に注意して安全に使用しましょう。

・取扱説明書に記載の事項など、メーカー等の指示に従いましょう。

・リチウムイオン電池使用製品に強い衝撃や圧力を加えないようにしましょう。また、損傷したものや異常が生じたものは絶対に使用しないでください。

・充電は、なるべく製品の様子が確認できる時間と安全な場所で行い、充電が完了したらプラグを抜きましょう。また、充電コネクタの破損や異物の付着にも注意しましょう。

・製品に推奨されている充電器やリチウムイオンバッテリーを使用しましょう。改造されたものは絶対に使用しないでください。

・製品を安全な場所で使用・保管しましょう。

・購入前に製品の安全性を考えましょう。

・製品のリコール情報を確認しましょう。

・リチウムイオン電池は、正しくリサイクル・廃棄しましょう。

・公共交通機関での事故を避けるため、持込規則を確認して、それに従いましょう。


 詳しくは、以下のリンクをご参照ください。

  消費者への注意喚起(消費者庁)

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