海洋プラスチックごみ問題について
海洋プラスチックごみについて
プラスチックは軽く丈夫で安価で使いやすいことから、ビニール袋やペットボトルなど私たちの生活に必要不可欠となっています。
しかし、自然界では分解されにくく長期にわたり残存するため、ポイ捨てや不適切なごみ捨てにより、風で飛ばされ雨水に運ばれ川や海に流れ込むことで、魚や貝などに取り込まれてしまうことがあります。また、海鳥やウミガメなどがエサと間違って食べてしまい、窒息して死んだり、エサを食べれなくなり衰弱死することがあります。
海に流れ出るプラスチックは、地球上で年間800万トンを超えこのままでは2050年までに魚の重量を上回るプラスチックが流出することが予想されています。
出典:「平成 29 年度漂着ごみ対策総合検討業務」(環境省)
マイクロプラスチックとは
陸から海へ流れ出たプラスチックは太陽からの紫外線や波などで小さくなります。
5mm以下の小さなプラスチックは「マイクロプラスチック」とよばれています。
海に流れてしまうと海を漂ったり海底に沈んだり、海岸に打ちよせられたりしますが、無くなることはありません。
このマイクロプラスチックは以下の2種類に分けられます。
一次プラスチック | 小さなサイズで製造されたプラスチックのことで、一部の洗顔料や歯磨きなどのスクラブ材に使用されているマイクロビーズがあります。生活雑排水を通じて川や海に流出し、下水処理場で除去されるものもありますが、すべての回収は困難です。 | |
二次プラスチック |
ビニール袋やペットボトルなどの大きなサイズのプラスチックが細かくなりマイクロサイズになってものです。小さくなる前に、適正に廃棄することや、リサイクルにより減らすことが可能です。 |
日本大学生産工学部と連携したマイクロプラスチック調査
市は令和2年9月に日本大学生産工学部と「環境に関する連携協定」を締結し、マイクロプラスチックの発生源や流出経路などの調査を開始しました。
協定締結から3年が経ち、報告会を開催しました。報告会の様子は、以下のページをご確認下さい。
プラスチック問題をなくすためにわたしたちができること
海洋プラスチックごみ対策は、環境中に不用意に排出されないよう必要のないプラスチックの流通量を社会全体で減らすことが大切で、地球温暖化対策(ゼロカーボン)にもつながります。次のことに取組みましょう。
ごみが散乱しないように気を付ける
- 外のごみ箱にはあふれ出ないように捨てる
- ごみ収集ステーションではカラスやねこなどの動物によって散らかされないように決められた時間にごみ出しする
- 風によって、ごみ収集ステーションの回収袋やカラスよけネットが飛ばされ、ごみが飛散しないよう、ステーションを適正に管理する
使い捨てプラスチック製品の使用を控える
- レジ袋、スプーン、ストローなどは極力使わず、必要な時は紙製やバイオマスプラスチック配合の代替プラスチック製品を使う
3Rを心がける
- ワンウェイプラスチックの使用しないことで、プラスチックごみの量を減らすリデュース(Reduce)のほかにも、再利用リユース(Reuse)したり、回収して再生して使用するリサイクル(Recycle)するなどして、3R活動に努める
※特に、リデュースとリユースの2Rを積極的に取り組みましょう。
3Rを推進しよう! ~限りある資源を大切に~
事業系ごみの減量にご協力ください
ごみを減らそう(こども向け)
プラスチック製品は外に置きっぱなしにしない
- 植木鉢やおもちゃなどのプラスチック製品は、長年外で放置すると紫外線などで劣化しやすくなることから、壊れて散らばらないよう保管に気を付ける。
ごみ拾い活動に参加する
- 毎年5月の「クリーン船橋530の日」、10月の「三番瀬クリーンアップ」11月の「ふなばしをきれいにする日」や、ごみ拾いキャンペーンなどに参加する。
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- 環境保全課 水質・地質係
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