平成23年度緑のカーテンコンクールの結果を発表します

  緑のカーテンのさらなる普及啓発を目的として、市民部門、事業所・公共施設部門の2部門に分け、緑のカーテンの生育状態等をもとに審査、コンクール形式で競いました。
  市民部門へは133名、事業所・公共施設部門へは35か所から応募がありました。
  また、11月12日（土曜日）に中央公民館にて表彰式を開催しました。

船橋市長賞

工夫度、外観など総合審査で一番優れた作品が選ばれました。

個人の部

阿部  勇平 様

コメント

  今年で4年目ですが、一番良く繁りました。
ゴーヤのカーテンの内と外では4℃ぐらいから10℃近くの温度差がありました。よしずも使っているので相乗効果もあったと思います。

※阿部さんは一昨年特別賞を受賞されました。
 

事業所・公共施設の部

社会福祉法人清和会特別老人養護ホームワールドナーシングホーム 様

コメント

  5月10日に植えた苗の70％以上がダンゴ虫に新芽を食べられ成長せず、一週間後苗の周囲をダンゴ虫用殺虫剤で囲む対策をして20本近くを移植し直しました。
  結果的に27本のゴーヤが成長しました。
  おかげで厚みのあるカーテンが出来上がりました。

財団法人船橋市公園協会賞

工夫度および見た目の迫力のある作品が選ばれました。

個人の部

竹下  アイ子 様

コメント

  ゴーヤも愛情を持って世話をすれば必ず答えてくれます。
  水やりをした後は、生き生きとしたグリーンの葉を見るのが楽しみです。
  緑を育てることは、私達人間が住む環境にとって、とても大事なことだと痛感します。

事業所・公共施設の部

東部公民館  様

 コメント

  東部公民館では環境講座を行っており、平成21年から緑のカーテンを育ててきました。
  今年は縦にも横にも広がり、しっかりとしたカーテンに育ちました。野菜用の深くて大きなプランターで育てたこと、朝夕欠かさずたっぷりと水をあげたことがよかったと思います。
  見た目が涼しげであるとともに、温度を測ると2度ほど違いがありました。実際の節電につながったのではないかと期待しています。

船橋市地球温暖化対策地域協議会賞

カーテンの大きさ、見た目の迫力で作品が選ばれました。

個人の部

渡辺  敏夫 様

コメント

  苗床（深さ30cm）をまず石灰で消毒してから、牛糞・堆肥・鶏糞・腐葉土を入れ、苗を植えました。
  家のリビングと和室南面に1．5m離してステンレスパイプを柱と横梁にして、2階ベランダ軒先から網を張って蔓を這わせました。
  折り重なった葉のおかげでこの夏場の強い日差しが遮られ景観とともに、毎日食べきれない程の収穫を楽しんでいます。
  エアコンはほとんど使用せずにいます。

 

事業所・公共施設の部

八木が谷公民館 様

コメント

  直植えのため、毎年美しい緑のカーテンができます。
  今年も7月末に2階のベランダを折り返し、蔓が伸びています。果実は多数。成るに任せているので総体に小粒であり、色は薄いです。
  震災の影響もあり節電の効果は測れませんが、1階和室の障子の外に広がる緑のカーテンは利用者の目を楽しませています。

 

特別賞

創造性に優れた作品が選ばれました。

個人の部

森  しのぶ 様

コメント

  日陰ができたことで、エアコンを使う時間が短くなりました。
  台所から出る生ごみを全て庭に埋めたため、土が肥沃になりゴーヤの成長が良かったと思われます。
また、ごみの減量にもつながりました。

白根  紀奈 様

コメント

ゴーヤ 作りも4年目になりましたが、やはり植え付けるための土を作ることが大切のように思います。
  昨年より太い糸のネットを張ったので、強風でもあまり傷みませんでした。
  ゴーヤはいろいろな料理に利用でき、家族で大好きになっています。

＊白根さんは、昨年・一昨年と特別賞を受賞されました。

有松  祝様

コメント

  日よけ、快適さ、育てる楽しみ、収穫、また葉の蒸散作用があり本当に涼しかったです。
  内側にのびた蔓がまるで握手を求められているようで夢があったし、外側のアサガオとのコラボレーションも楽しみました。


＊有松さんは昨年船橋市長賞、一昨年省エネルギー賞を受賞されました。

橋本  たか子  様

コメント

  毎日の花の掃除、子蔓の誘導は大変でしたが、8月分の電力使用量が昨年に比べて51％減少した時はうれしくなりました。
  夏だけでなく、冬も何か考えて電力を減らしていこうと思います。

梅澤  信正  様

コメント

 庭に家庭菜園を作っていたのでその応用で、掃き出し窓にゴーヤを這わせてみたところ、冷房効果はもちろん、部屋から見る庭は涼しく避暑地のような癒し効果まであらわれました。鉢植えにしたので水と化学肥料には気を付けて育てました。
  2階まで伸びていくので途中でカットしたり、成長とともにカーテンの下方の葉の繁りが薄くなるので、時間差で苗を植えたしました。
 

事業所・公共施設の部

海神公民館  ボランティア  様

 コメント

  頂点に達した時、先をつまみ横に伸ばすことを心がけました。
  害虫予防として、消毒剤の顆粒を数回まき、7月下旬に追肥を行いました。
  昨年と比較し、目標の15％節電となりました。

※海神公民館は昨年特別賞、一昨年は船橋市長賞を受賞されました。
 

松が丘児童ホーム  様

コメント

  ゴーヤを作って3年目になりましたが、作る中で土作りの大切さを学びました。
  今回は牛糞を入れ、できるだけ柔らかで細かな土にするため近くの耕運機で耕していただきました。
  今年もたくさんのゴーヤが収穫できたので、お世話になっている近隣の方、ボランティア、来館者に差し上げ喜ばれています。
  事業に、親子で植える、収穫する取組を入れました。

＊松が丘児童ホームは、昨年㈶船橋市緑の基金賞を受賞されました。

若葉保育園 様

コメント

  去年は失敗してしまいましたので、今年は土作りから始めました。
  緑のカーテンで陽ざしを防ぐことができて、乳幼児クラスはすだれがいらない状態です。
  ゴーヤの実もたくさんでき、子供たちも味わい家にも1本ずつ持って帰ってもらいました。

緑台保育園  様

コメント

  朝夕の送迎時に毎日親子で見て楽しんでいました。
  子供の発見に大人が共感し、会話もはずみほほえましい姿が見られました。
  西日が当たる室内も緑のカーテンで涼しく感じられました。
  できたゴーヤは給食に出してもらい、喜んで食べました。ゴーヤチップが大人気です。


 

坪井中学校  様

コメント

  例年なら朝日が午前中直接教室に当たり、窓を開けても熱気が教室に入ってきますが、今年は涼しく授業ができました。
  しかも目から入る緑のゴーヤが気持ち良く、今まで以上に植物に関心が持て、気が付いたら自ら水やりをやっていました。
  人間にとって、緑というのはとても大切だと思いました。
 

習志野台児童ホーム  様

コメント
  3年目の取り組みです。今年は特に原発事故もあり、節電になるようにと育てたのですが、昨年より葉の付きが悪く、効果としても弱かったです。
  全職員が節電を意識して仕事ができたことはとてもよかったと思います。

 

協議会奨励賞

 緑のカーテンを育成するに当たり、 その成長をよく観察され、記録として報告された方々に贈られます。

西海神放課後ルーム  様

コメント

  子供たちとゴーヤの成長を観察して一緒に学べたことが良かったです。
  見た目にも涼しげで直射日光を遮られ、エアコンの効果も上がり、節電にやくだったと思います。
  実がなって希望者全員に配り、家庭で味わう喜びも体験できました。

三田公民館  ゴーヤ見守り隊  様

コメント

  ゴーヤ見守り隊がよく手入れをして、観察記録を書いてくれました。
この夏は涼しく過ごすことができました。

今年の特徴

  
  今年は震災の影響か、緑のカーテンに取り組んでいただいた市民の方・事業所・公共施設が多数あり、個人の部、事業所・公共施設の部共にたくさんの応募がありました。ありがとうございました。
  緑のカーテンはその大きさに関係無く、育てられた方々の愛情をいっぱいに受け、猛暑の中育成者に涼しさや心の癒しを届けてくれたことと思います。今年満足な結果を得られた方も思いどおりに育たなかった方も、来年も是非取り組んでいただきたいと思います。

（写真は船橋市役所前のアーチです）

表彰式の様子

平成23年11月12日（土曜日）  中央公民館