三番瀬とラムサール条約について
三番瀬とは
三番瀬は、東京湾の最奥に位置し、浦安市、市川市、船橋市、
習志野市の東京湾沿いに広がる約1,800haの干潟・浅海域
(干潮時の水深5m以浅)です。
江戸前の豊かな漁場としての古い歴史をもち、アサリ、カニ、カレイなど多様な生物を育み、水質浄化機能を有するとともに、水鳥類の中継地として重要な位置を占めるなど、東京湾
奥部に残された貴重な干潟・浅海域となっています。
三番瀬に関する情報は千葉県のホームページにも掲載されて
います。
千葉県ホームページ(新しいウィンドウが開きます)
ラムサール条約とは
ラムサール条約は1971年2月2日にイランのラムサールという都市で開催された国際会議で採択された、湿地に関する条約です。
正式名称は、「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」といいますが、採択の地にちなみ、一般に「ラムサール条約」と呼ばれています。
ラムサール条約の3つの柱
条約の目的である湿地の「保全(・再生)」と「ワイズユース(賢明な利用)」、これらを促進する「交流、学習(CEPA)」。これら3つが条約の基盤となる考え方です。
保全・再生
水鳥の生息地としてだけでなく、私たちの生活を支える重要な生態系として、幅広く湿地の保全・再生を呼びかけています。
ワイズユース(賢明な利用)
ラムサール条約では、地域の人々の生業や生活とバランスのとれた保全を進めるために、湿地の「賢明な利用(Wise Use:ワイズユース)」を提唱しています。「賢明な利用」とは、湿地の生態系を維持しつつそこから得られる恵みを持続的に活用することです。
交流・学習(CEPA)
ラムサール条約では、湿地の保全や賢明な利用のために、交流、能力養成、教育、参加、普及啓発(CEPA:Communication, Capacity building, Education, Participation and Awareness)を進めることを大切にしています。
条約の内容
この条約では、国際的に重要な湿地及びそこに生息・生育する動植物の保全を促進するため、各締約国がその領域内にある国際的に重要な湿地を1ヶ所以上指定し、条約事務局に登録するとともに、湿地の保全及び賢明な利用促進のために各締約国がとるべき措置等について規定しています。
ラムサール条約、条約湿地に関する詳細は環境省のホームページに掲載されています。
環境省ホームページ(新しいウィンドウが開きます)
三番瀬のラムサール条約登録に向けて
千葉県においては、三番瀬の再生の理念と目標を定めた「三番瀬再生基本計画」を継続し、各分野の施策として自然環境の調査、合併処理浄化槽の普及、ラムサール条約登録促進等の事業を継続しており、地域住民、環境団体、漁業者等から意見を聞くとしていることから、船橋市といたしましても、県主催の「三番瀬ミーティング」等に参加し、近隣市と意見交換を行うなどして三番瀬のラムサール条約登録推進を要望していきたいと考えています。
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