感染症予防のための情報提供について            ~レジオネラ症の感染予防及び注意喚起~

更新日:令和7(2025)年10月10日(金曜日)

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感染症予防のための情報提供について

 レジオネラ症の患者の死亡事例がありましたので、感染予防及び注意喚起の観点から、お知らせします。

 【患者概要】

【令和7年10月10日】感染症予防のための情報提供について~レジオネラ症の感染予防及び注意喚起~(PDF形式 233キロバイト)

市民の皆様へ

レジオネラ症について

 レジオネラ症(legionellosis)は、レジオネラ・ニューモフィラ(Legionella pneumophila)を代表とするレジオネラ属菌による細菌感染症です。
 その病型は、急激に重症になって死亡に至る場合もある劇症型の肺炎と、数日で自然に治る場合が多い一過性のポンティアック熱があります。
 感染経路は、土壌、冷却塔水、プール、池、噴水、温泉水、24時間風呂に分布する病原体のエアロゾル吸入、汚染された水の誤嚥による感染であり人から人への感染はありません。

レジオネラ肺炎 ポンティアック熱
潜伏期間 2~10日(平均4~5日) 1~2日(平均38時間)
症状

・咳   ・寒気
・高熱  ・胸痛
・呼吸困難 ・下痢
・中枢神経症状
(意識レベルの低下、幻覚、
 手足の震えなど)

・発熱  ・寒気
・筋肉痛
特徴 急激に重症になり死亡に至ることもある 一般的に軽症で数日で治ることが多い
治療 抗菌薬療法
早期診断、早期治療が重要
自然に軽快することが多く、
抗菌薬なしでも改善することが多い

こんなことに気をつけましょう

  • レジオネラ症の感染源となりうる冷却塔、循環式浴槽(24時間風呂、温泉利用施設、ジャグジー等)、循環式給湯、加湿器(超音波加湿器)の衛生的な管理を行い、菌の増殖を防止しましょう。 
  • レジオネラ症は、適切な抗菌薬の投与により治療可能ですが、まれに治療が遅れると重症化し、死亡に至ることもあります。症状がある場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。
  • 高齢者や新生児等は肺炎を起こしやすく、また、大酒家や喫煙者、透析患者、移植患者、糖尿病患者など免疫機能が低下している人もリスクが高いとされています。

発生状況

届出数 R3年 R4年 R5年 R6年 R7年
船橋市 8 5 10 9 8
千葉県 84 85 95 132 88
全国 2,133 2,143 2,291 2,428 1,813

※令和7年は船橋市は10月8日現在、千葉県、全国は10月5日現在(感染症発生動向調査2025年第1週から第40週)現在の速報値(NESIDシステム随時集計より)  

過去の報道資料

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〒273-8506千葉県船橋市北本町1-16-55

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