アタマジラミ
不潔さとは関係なく流行する傾向があり、頭や体をくっつけて遊んだり集団で昼寝をしたりすることが感染が広がる原因となることが多いようです。集団生活で発生した場合は学校・幼稚園・保育園等と家庭が協力して早期に対処・駆除することが重要です。
症状
人の頭に寄生し頭皮から吸血するので、吸血された所がかゆくなります。寄生してすぐにはかゆみのない子どもも多いようですが、次第にかゆがるようになり、頭皮をかきすぎて化膿を引き起こすこともあります。卵は、ほとんどが毛の根本付近に付いています。フケは手ですくと取れますが、卵は毛にへばりついていて簡単には取れません。
アタマジラミの特徴
卵~幼虫は約7日間、幼虫~成虫までは約10日間かかり、成虫は約1ヶ月間生きる間に1日に5~8個の卵を産みます。アタマジラミは、幼虫と成虫の間に吸血します。人から離れ吸血しなくても3日程度生きられます。
感染経路
接触感染。頭と頭が接触することや身の回りの物(寝具・帽子・タオル・ブラシなど)を共用することなどにより感染します。清潔にしていても感染します。
予防
帽子やタオルなど持ち物を共用しないようにしましょう。共用する衣類やロッカーなどは洗濯や清掃を十分にしましょう。
感染拡大防止
感染に気がついたらすぐに医療機関を受診します。卵は耳の周囲から襟足にかけて多く付着します。髪はなるべく短く切って、毎日しっかりと頭を洗うことが基本です。駆除薬の入ったシャンプーや目の細かいクシで駆除を行うことも有効です。枕カバーやシーツはこまめに取替え、布団などは日光に当てます。学校において予防すべき伝染病の解説では、「通常出席停止の措置は必要ないと考えられる伝染病」としており、「タオル、くしやブラシの共用を避ける。着衣、シーツ、枕カバー、帽子などを洗う、か熱処理(熱湯、アイロン、ドライクリーニング)も効果がある。頭髪を丁寧に観察し、早期に虫卵を発見することが大切である。発見したら一斉に駆除することが効果的である」としています。
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