伝染性単核症
EBウイルスの感染による感染症です。ほとんどの人が一生のうちにEBウイルスに感染します。日本では、乳幼児期に EBウイルスの初感染を受けることが多く、2~3歳児のEBウイルス抗体保有率は80%前後とされています。特徴がなく、無症状~軽い風邪症状で終わることが多いです。思春期や若い時に初めて感染した場合には、35~50%が、伝染性単核症になります
症状
発熱、だるさ、のどの痛み、頭痛。発熱は、発病から4~8日目が最も高熱で、以後は徐々に下がって来ます。首のリンパ節が腫れます。黄疸が約1割で見られます。命にかかわるようなことはほとんどありません。これらの症状は、通常1~2ヶ月で消えますが、EBウイルスは体内から全て消えてしまうわけではなく、一部はのどや血液中の細胞の中で休眠状態に入ります。そして、時々目覚めて、唾液の中に出てきます。この時の症状は通常はありません。
潜伏期間
30~50日
感染経路
唾液などによる経口感染や母子間の垂直感染です。以前にEBウイルスに感染したことがあれば、伝染性単核症の患者に接しても、自分が伝染性単核症になることはありません。EBウイルスの主要な感染経路は、感染者の唾液との濃密な接触だと考えられています。例えば、キスなどによって、感染者の唾液が口の中の粘膜に付着することによりEBウイルスが受け渡され感染することがあります。外国では、Kissing disease(キスで感染する病気)と呼ばれています。
予防
特にありません。
感染拡大防止
解熱し、全身状態が回復すれば登園・登校は可能ですが、時期については医師に相談してください。
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