風しん(三日はしか)

更新日:令和5(2023)年7月21日(金曜日)

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風しんウイルスの感染により起こる病気で、一般的には「三日はしか」とも呼ばれています。風疹の流行は2~3年ごと、さらに10年ごとに大流行がみられていましたが、最近では、発生数は少なくなりつつあり、流行の規模も縮小しつつあります。季節的には春から初夏にかけてもっとも多く発生しますが、冬にも少なからず発生があります。風しんのワクチンを受けていない方は、妊娠前に予防接種を受けておくことが大切です。

 症状

発熱、発疹、首や耳の後ろのリンパ節の腫れが特徴です。そのほか、眼球結膜の充血もみられます。大人になってから風しんにかかると重症になります。また、妊婦が妊娠早期にかかると、先天性風しん症候群と呼ばれる病気をもった赤ちゃん(心臓病、白内障、聴力障害など)が生まれる可能性が高くなります

潜伏期間

 2~3週間

感染経路

飛沫感染。伝染力は麻疹、水痘よりは弱いとされています。発疹が出る7日前から発疹が出た5日後まで感染性があります。先天性風しん症候群は胎盤を介しての感染です。

予防

風しんの予防には予防接種が有効です。予防接種の重要な目的は、妊婦が風しんにかからないよう妊娠前にワクチンを接種しておくことと、妊婦に風しんをうつさないよう社会全体の接種率を上げることです。男性のワクチン接種も重要となります。一度感染し治癒すると、大部分の人は終生免役を獲得します。

感染拡大防止

ワクチン接種。特に風しんの抗体が陰性の、妊娠が可能な年齢の女性に対するワクチン接種。また学校保健安全法では「第二種の感染症」に区分されており、「紅斑性の発疹が消失するまで出席停止とする。なお、まれに色素沈着することがあるが出席停止と必要はない」となっていますので、登園・登校の時期は、医師に相談してください。

医療機関の方へ

風しんは、感染症法の全数把握が必要な5類感染症です。その中でも診断の際には直ちに届け出が必要な感染症となっております。
風しん疑いの患者を診察した場合、ウイルス遺伝子検査を実施しますので、まず保健所へご一報ください。検体採取について、ご協力をお願いします。
行政検査は、原則PCR検査のみであるため、風しん特異的IgM抗体検査は民間検査機関等をご利用ください。

詳細については、下記リンク先をご確認ください。

風しんについて

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