流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)
ムンプスウイルスによる全身性感染症で、耳の下の耳下腺の腫れを主症状とする病気です。15歳以下で85%の人が感染しますが、成人でも発病することがあります。
症状
片側もしくは両側の耳下腺のはれ・痛み、発熱、倦怠感、頭痛。微熱やだるさの後、または急に耳下腺が腫れ、痛みがあります。発症3日目頃が最大になり、6日から10日で消失します。思春期以降の男性の約25パーセントは睾丸炎を合併しますが、普通は一側性で、不妊症を残す事はまれです。そのほかに難聴、乳腺炎、腎炎などがあります。妊婦が感染した場合、自然流産することもあります。
潜伏期間
2~3週間
感染経路
飛沫感染、接触感染。ウイルスは患者の耳下腺がはれる9日前からはれた後9日まで唾液に含まれています。尿からは耳下腺がはれた後14日まで排出されます。
予防
ワクチンの接種。任意接種(有料)で1歳以上の未罹患者が対象になります。ワクチンで使われるウイルス株は増殖が遅いので、患者との接触後の接種では間に合わず、発症予防にはなりません。
感染拡大防止
学校保健安全法では「第二種の感染症」に区分されており、「耳下腺の腫脹がある間はウイルスの排泄が多いので、腫脹が消失するまで出席停止とする。」とされていますので、登校・登園の時期は、医師に相談してください。
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