水痘(水ぼうそう)
水痘-帯状疱疹ウイルスの感染で起こります。感染力は強く、9歳以下に多くみられます。水痘-帯状疱疹ウイルスは治った後も長く神経節に潜伏していて、高齢になったり、免疫が下がったりした時に再活性化し、帯状疱疹を起こすこともあります。
症状
赤い斑点(紅斑)から虫刺されのようになり(丘疹)、短時間で水疱になり、2日から3日のうちにかさぶたになります。通常は、最初に頭皮、次いで体幹、手足に広がります。数日にわたり次々と発疹が出現するので、紅班、丘疹、水疱、かさぶたが混在します。発疹は、鼻や口の中、のどなどにできることもあります。かゆみ、だるさ、発熱が2日から3日続く程度であることが多いですが、大人がかかると高熱になることがしばしばあります。
潜伏期間
2~3週間
感染経路
空気感染、飛沫感染、接触感染。水疱の中身や患者の飛沫(しぶき)への接触や吸入などで感染します。
予防
ワクチンの接種。
感染拡大防止
患者に接触後72時間以内にワクチンを接種すれば、発症の予防もしくは軽症となるとされています。ただし発疹出現24時間前から感染性があるので、患者の同居者の場合は間に合わないことがあります。すべての発疹がかさぶたになるまでは感染の危険性がありますので、他人との接触を避けるなどの配慮が必要です。かゆいですが、なるべく水疱をつぶさないようにしましょう。水疱がつぶれ、細菌が付くと化膿し、傷が残ってしまいます。爪は短く切り、引っ掻いてしまった時には消毒しておきます。学校保健安全法では、「第二種の感染症」に区分されており、「すべての発疹が痂皮(かさぶた)化するまで出席停止とする」とされていますので、登校・登園の時期については医師に相談してください。
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