RSウイルス感染症

更新日:令和5(2023)年7月31日(月曜日)

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RSウイルスによる急性の呼吸器疾患です。乳幼児の代表的な感染症で、生後1歳までに半数以上が、2歳までにほぼ全員が感染します。先天性心疾患、慢性肺疾患、早期産児は重症化になりやすく、注意が必要です。3歳以下でも重症化することがあります。感染力が強く、免疫ができにくいので、何度も感染しますが、その都度症状は軽くなります。特別な治療はなく、対症療法が中心です。

RSウイルス感染症は、近年は夏から増加傾向となり秋にピークがみられていました。一方、2021年以降は春から初夏に継続した増加がみられ、夏にピークがみられています。

症状

鼻水、咳、発熱が主です。 細気管支炎、肺炎は乳幼児に多く、また下気道炎(ゼーゼー・ヒューヒューといった呼吸音、呼吸困難を起こすこともあります。喘息様気管支炎と診断されていることがあります。重症化すると入院となる場合があります。

潜伏期間

2日~1週間(通常は4~5日)

感染経路

 飛沫感染、接触感染。保育園などで集団発生が認められることがあります。

予防

手洗いが大切です。また、おもちゃなど赤ちゃんが口に入れるものは清潔にしておきましょう。

感染拡大防止

患者の咳やくしゃみの飛沫(しぶき)を直接吸い込むことによって感染します。またウイルスが付着したおもちゃなどを介して感染することがあります。手洗い、咳エチケットをしっかりと行ってください。咳がおさまり、全身状態が安定すれば登園・登校は可能ですが、時期については医師に相談してください。

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