食中毒の発生について

食中毒の発生について（令和7年6月17日）

探知

令和7年6月10日（火曜日）に、川崎市から「管内医療機関から「6月5日（木曜日）に診察した患者に食中毒の疑いがある。当該患者の検便の結果が判明したが、カンピロバクター・ジェジュニ陽性であった。」との届出があった。当該患者に聞き取り調査を実施したところ、5月31日（土曜日）に船橋市内の飲食店を同僚と4人で利用後、3人が下痢、腹痛などの体調不良を呈していることが判明したため、調査を依頼する。」旨の連絡があった。

概要

これまでの調査の結果、5月31日（土曜日）に飲食店「火の國」を利用し、とりわさ刺し、レバー刺しなどを喫食した1グループ4人中3人が、6月2日（月曜日）から下痢、腹痛などの食中毒症状を示し、3人とも医療機関を受診していた。
発症者の共通喫食が当該施設での食事に限られること、発症者からカンピロバクター・ジェジュニが検出されたこと、発症者の症状及び潜伏時間がカンピロバクター・ジェジュニによるものと一致すること、発症者を診察した医師から食中毒患者等届出票が提出されたことから、本日、船橋市保健所長は当該施設を原因とする食中毒と断定し、当該施設の営業停止処分を行った。
なお、発症者は入院しておらず、回復傾向にある。

1　喫食者数    1グループ4人
2　発症者数    1グループ3人（40歳代男性）
3　主な症状    下痢、腹痛など
4　発症年月日    令和7年6月2日（月曜日）から6月4日（水曜日）
5　原因施設    所在地：千葉県船橋市西船4丁目21番3号　1Ｆ
                        営業者：須田　真介
　　　　　　  屋　号：火の國
　　　　　　  業　種：飲食店営業
6　原因食品    当該施設で提供された食事（とりわさ刺し、レバー刺しなど）
7　検査    発症者便：2検体のうち2検体カンピロバクター・ジェジュニ陽性
　　　　　※医療機関の検便による
　　　　  従事者便：3検体すべてカンピロバクター・ジェジュニ陰性
　　　　  拭き取り：5検体すべて陰性
8　病因物質    カンピロバクター・ジェジュニ
9　行政措置    営業停止3日間　　
      令和7年6月17日（火曜日）から6月19日（木曜日）まで

船橋市における食中毒発生状況（令和7年6月17日現在）

・令和7年度　発生件数　4件、患者　17人（＊本件を含まず）
・令和6年度　発生件数　8件、患者135人
・令和5年度　発生件数　8件、患者　35人