鶏肉の生食は、やめましょう
カンピロバクター属菌による食中毒が市内で発生しています
カンピロバクター属菌による食中毒は、国内での発生件数が最も多く、夏にかけて増加する傾向にあります。
カンピロバクター属菌は、ニワトリや牛、豚等の家畜・家きん類の腸管内に生息しており、と畜場、食肉処理場、食肉販売業での処理過程における相互汚染により、市販生肉に汚染が見られます。
食中毒の原因食品は、主に鶏の刺身(ささみの生食)やたたき、生レバー、生焼けの肉、菌のついた包丁やまな板で調理した食品等です。飲食店で提供される食肉についても、リスクは一般に流通しているものと変わりません。
カンピロバクター属菌に感染すると、少ない菌数(100個前後)でも発症します。潜伏期間は2~7日(平均2~3日)と、比較的長いことが特徴です。主な症状は、腹痛、下痢、発熱で、他にも倦怠感、頭痛、吐き気、筋肉痛等が見られます。まれに感染後に神経疾患であるギラン・バレー症候群(※1)を発症することもあります。
※1 筋肉を動かす運動神経が障害され、手足の筋力が低下し、手足の麻痺、呼吸困難等の症状がでる。
カンピロバクター属菌は、熱や乾燥に弱いため、以下のことに注意して食中毒を予防しましょう。
- 加熱不十分な肉や臓器の喫食あるいはこれらの生食を避けましょう。
- 肉は中心部までしっかり加熱しましょう。
- 保存時や調理時に、肉と他の食材(野菜、果物等)との接触を防ぎましょう。
- 包丁やまな板は、肉・魚用、野菜用、下ごしらえ用、そのまま食べるもの用等、用途によって使い分けましょう。
- 調理器具は使用後にしっかり洗浄・消毒(熱湯のかけ流し等)をし、乾燥させましょう。
- 生肉を取り扱った後は、石けんを使用してしっかり手を洗いましょう。
カンピロバクター(農林水産省HPへリンクします)
カンピロバクター食中毒予防について(Q&A)(厚生労働省HPへリンクします)
カンピロバクターによる食中毒にご注意ください(食品安全委員会HPへリンクします)
関連リンク
関連するその他の記事
このページについてのご意見・お問い合わせ
- 保健所衛生指導課 食品指導係
-
- 電話 047-409-2594
- FAX 047-409-2592
- メールフォームでの
ご意見・お問い合わせ
〒273-8506千葉県船橋市北本町1-16-55
受付時間:午前9時から午後5時まで 休業日:土曜日・日曜日・祝休日・12月29日から1月3日
- 有料広告欄 広告について
- 「食品衛生」の他の記事
-
- 食中毒の発生について
- 食品衛生法違反者等の公表について
- 模擬店衛生講習会の開催について
- 食品衛生関係講習会の開催について
- 食中毒注意報及び食中毒警報の発令について
- 紅麹使用製品に関する健康被害などの相談・申出先について
- イベント主催者向け各種相談・届け出先情報
- バザーや町内会のお祭りで飲食物を販売する場合の届出(模擬店の開設届)について
- 食品等の自主回収情報の届出制度について
- 食品営業届出制度について
- 市内に流通する食品の放射性物質検査の結果をお知らせします
- 誤認を招きやすい食品表示によるアニサキス食中毒の発生について(市内初事例)
- HACCPに沿った衛生管理の制度化について
- お弁当等のテイクアウト・宅配における注意事項について
- HACCP講習会の開催について
- 最近見たページ
-