ノロウイルスによる感染性胃腸炎の集団感染について
ノロウイルスによる感染性胃腸炎の集団感染について
船橋市内の保育園で今季初の感染性胃腸炎の集団感染を確認しましたので、感染予防及び注意喚起の観点から、下記のとおりお知らせします。
市保健所では引き続き健康調査を実施し、患者は全員快方に向かっており、重症者はいません。
感染性胃腸炎は、通年で発生していますが、特に冬場から春先にかけて多く発生しますので、感染対策を徹底し継続することが重要です。
事例〈経過〉
10月26日(木曜日)
市内保育園より「嘔吐・下痢症状を呈する園児、職員が10名発生し、うち園児1名はノロウイルスの診断を受けている。」との連絡があった。
10月27日(金曜日)
新規発症者が8名増え、計18名となったため、保健所職員が当該施設に出向き、関係者に対し調査を実施。園児への便検査の協力を依頼するとともに、現地にて消毒等の衛生指導を実施した。
10月30日(月曜日)
新規発症者が19名増え発症者は計37名と連絡あり。
10月31日(火曜日)
市保健所において有症状者園児3名の検体を検査したところ、3名中1名からノロウイルスが検出された。このことから、ノロウイルスを原因とする感染性胃腸炎であると判断した。
胃腸炎症状を呈した園児、職員が計37名の感染性胃腸炎の集団感染と確認した。
11月1日(水曜日)
さらに新規発症者が3名増え発症者は計40名(園児37名、職員3名)となった。
市民の皆様へ
ノロウイルスによる感染性胃腸炎について
ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は、一年を通して発生していますが、特に冬季に流行します。
ノロウイルスは手指や食品などを介して、経口で感染し、ヒトの腸管で増殖し、嘔吐、下痢、腹痛などを起こします。健康な方は、軽症で回復しますが、子どもやお年寄りなどでは重症化したり、吐物を誤って気道に詰まらせて死亡することがあります。
ノロウイルスについてはワクチンがなく、また、治療は輸液などの対症療法に限られます。
こんなことに気をつけましょう
・ 食事の前やトイレの後などには、必ず手を洗いましょう。
・ 下痢やおう吐等の症状がある方は、食品を直接取り扱う作業をしないようにしましょう。
・ 胃腸炎患者に接する方は、患者のふん便や吐ぶつを適切に処理し、感染を広げないようにしましょう。
・ 加熱が必要な食品は、中心部までしっかり加熱して食べましょう。
・ 調理器具等は使用後に洗浄、殺菌しましょう。
ノロウイルスの感染予防対策は、下記予防対策のポイントを参考にしてください。
予防対策のポイント ノロウイルスによる感染性胃腸炎に注意
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