障害者職場実習先開拓事業

更新日:令和7(2025)年10月21日(火曜日)

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はじめに

 市では障害のある方の一般就労に向けた取り組みの一環として、事業所(企業等)への障害者雇用のアンケート調査や、職場実習・雇用の検討をしていただける事業所の開拓、関係機関との橋渡し、職場実習・雇用の事例集作成などを行っています。

障害のある方と働く前に「職場実習」を

 職場実習には、働きたい方と雇用したい事業所、双方にさまざまなメリットがあります。
 障害のある方にとって、実際に経験することは「働く」ことへの理解や自信につながり、自分に合った仕事を見つける手助けになります。一方、事業所にとっては、障害のある方を知る、共に働く経験になります。
 「障害のある方」と言っても、障害の種別や程度は人それぞれであり、障害のある方と事業所のマッチングがうまくいかなければ、一緒に働き続けることは困難です。お互いが「働く」ことを知るための体験、実際に共に働く可能性の見極めなど、職場実習にはいろいろな意味合いがあります。
 そういった機会を作るため、まずは職場実習の実施をお願いしています。

職場実習先開拓事業の流れ

1.開拓員の訪問

 市の職場実習先開拓員が事業所へ、障害のある方と働くことについてのアンケート調査に伺います。
 様々な業種での職場実習や雇用の例をご紹介できますので、「まずは話だけでも聞いてみよう」でも「全く想像がつかない」でも構いませんので、開拓員の訪問にご協力ください。

2.障害のある方をサポートする機関の紹介

 開拓員の話を聞いて、「障害のある方の職場実習・雇用について、もう少し詳しく知りたい」という事業所には、一般就労を目指す方が通う学校(特別支援学校)の教諭や、就労支援機関の支援員を紹介します。
 障害種別や特性の一般的な知識、障害のある方に向く作業の切出しなども相談することができ、不安や疑問を解消することができます。

3.職場実習を希望する生徒や利用者との面接

 特別支援学校の生徒や就労支援機関の利用者から、「この職場で働いてみたい」「この作業をしてみたい」という希望があった時には、支援担当者(教諭や支援員)から事業所に連絡をし、職場実習について改めて相談をします。実施が可能であれば、より具体的な日程や作業内容の打合せに移ります。
 また、事業所と実習希望の本人との面接も設定します。面接の際は支援担当者が間に入り、 事業所 と本人の双方が少しでも不安を解消して実習に進むことができるようにします。

4.職場実習の実施

 実習中は支援担当者が付添いや巡回訪問をし、事業所と本人が安心して実習できるようサポートします。「間違いを指摘してもいいか」「どんな言葉で話をすればいいか」など、戸惑った時には支援担当者に聞くことができます。
 開拓員も支援担当者の巡回に同行し、実習の様子を記録します。

5.職場実習の振返りと次の実習・雇用へ

 実習の最後には、本人、事業所の担当者、支援担当者、場合によっては本人の保護者も交えて実習期間の振返りをします。
 事業所内で作業指示をした方や同じ現場で働いた方が、どんな感想を持ったのか把握できると、障害や障害のある方の雇用について、理解が深まるきっかけになります。
 振返りは支援担当者が仲介をし、本人と事業所双方が実習の成果を確認し、次の実習、あるいは雇用への第一歩を踏み出せるようサポートします。

職場実習の様子のご紹介

 障害者職場実習先開拓事業や実際に働く障害のある方を紹介した、船橋市の広報番組「ふなばしCITY NEWS」をYouTubeでご覧いただくことができます。
 下記タイトルをクリック(船橋市公式YouTubeが開きます)していただくか、下記二次元コードからご覧ください。

職場実習の事例集について

 障害のある方の就労支援を担当する経済部商工振興課と健康福祉局福祉サービス部障害福祉課が関わる事業所での職場実習・雇用事例をまとめた事例集を作成しています。参考の一つとしてご活用ください。
 

障害者雇用について

 障害者雇用率や、事業主の方向けの助成金等については、こちらのページでご案内しています。(新しいウインドウが開きます。)

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