東中山台遺跡群(60)

更新日:平成29(2017)年2月15日(水曜日)

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東中山台遺跡群は船橋市内の西端、大柏川と葛飾川によって開析された標高16~22mの台地上に位置し、西側を市川市と隣接しています。今回の調査地点は東中山遺跡群の中央よりやや南東の西船六丁目に位置し、地形的には台地東縁に近い緩斜面上に所在しています。平成26年11月4日から平成27年1月14日まで207.97平方メートルの面積を調査しました。今回の調査では古墳時代末~奈良時代の竪穴住居跡が3軒発見され、土師器や須恵器の坏・甕などが破片の状態で多量に出土しました。また、200点以上の軽石が出土していることから、軽石を利用した何らかの生産業か、軽石を製品に加工する作業が行われていた可能性が考えられます。竪穴住居跡よりも古い時代の遺物では、縄文時代・弥生時代末~古墳時代初頭と考えられる土器も出土しており、今回の調査地点周辺で、人々の生活が長きにわたって営まれていたことがわかりました。

竪穴住居跡検出写真
古墳時代末~奈良時代竪穴住居跡

遺物出土状況写真
遺物出土状況(遠景)

土器出土状況写真
土器出土状況(近景)

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