峰台遺跡(3)

更新日:平成29(2017)年2月15日(水曜日)

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 峰台遺跡はJR総武線の南側、船橋駅と東船橋駅の中間やや東寄り、峰台小学校を囲うように位置しています。今回の調査地点は峰台小学校の南東に位置し、標高は約15~16m(遺構が検出された範囲において)です。平成26年6月16日から12月5日まで3,592平方メートルの面積を調査しました。調査の結果、縄文時代早期の炉穴や古墳、中世の台地整形区画や掘立柱建物跡、井戸など、様々な時代の遺構が検出され、縄文土器や土師器、中世陶磁器など各時代の遺物も出土しました。中世の井戸(直径約1m)からは貝がびっしり詰まった、厚さ3m以上の貝層が検出され、当時の食生活の様子が窺えます。船橋市に存在する古墳のほとんどは墳丘(古墳の盛土部分)が後世の土地利用のため、すでになくなっている場合が多く、発掘調査をすることによって周溝(古墳の外掘)が見つかり、“そこに古墳があった”ということがわかります。今回の調査では合計5基の古墳が検出され、その内“宮本六丁目所在塚”について地主の方のご厚意で市に寄付していただきました。

炉跡検出状況写真
縄文時代炉穴

古墳の周溝検出状況写真
古墳の周溝

中世井戸から貝層を検出した状況写真
中世の井戸から出土した大量の貝

宮本6丁目所在塚の写真
宮本六丁目所在塚

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