【子ども記者通信】船橋市立医療センター(船橋小学校 古城 碧空さん)

更新日:令和7(2025)年3月19日(水曜日)

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 船橋小学校 古城 碧空

 この記事は前の記事「怪我」の続きです。そちらを確認した上でお読みください。

 船橋中央病院から船橋市立医療センターへの紹介状をもらい、次の日、船橋駅からバスに乗り医療センターへ向かいました。改めて診察してもらったところ、やはり靭帯と一緒に上腕骨の骨片が剥がれてしまっていました。そのため、剥がれてしまった骨片を元の位置に戻す手術をすることが、その場で決まりました。
 手術をするために必要な検査を受けているとき、私は不安な気持ちでいっぱいでした。その日は診察、検査、日程などを決めて終わりました。手術の麻酔も、全身麻酔か局所麻酔の2択でした。正直とても迷いましたが、何も知らずに終わる全身麻酔を選びました。日程は2月13日に手術。その前日に入院し、そこから順調に行けば2月14日に退院できる予定でした。
 入院当日。怪我している状態で家族と離れるのは心配でしたが、自分の病棟に行ったあと母と一緒に、様々な先生から手術の説明を受けました。全ての説明を受け終わったあとは母も帰り、1人の状態になってしまいました。とても心細く感じました。
 まず初めにやってきたのはお昼ごはんの時間。病院食はどのようなものか疑問でしたが、私は整形外科の患者だったので、食事なども特に制限されることもなくとてもおいしいご飯でした。それが1日3食、しかも私はプラスでおやつが2回ついていました。そのあとの何もやることがない時間は、児童記者の記事を書いたり、学校の課題をやったりと時間を潰していました。
 やはり正直なことを言うと、退屈な時間が多かったです。夕食を食べ終わり、ラウンジに移動し家族に電話をしました。この時間が入院生活での一番の楽しみでした。さらに、ラウンジにいた男性が話しかけてくださり、そこで起きる交流も一つの楽しみでした。その夜は手術の覚悟を決めて寝ました。
 手術当日。朝は何もご飯を食べることができないので、テレビを見て我慢していました。それから家族が病院に到着し、少しの間ラウンジで話してから病室に戻りました。手術の時間。手術室の前まで家族についてきてもらい、覚悟を決めて手術室に入りました。はじめに上半身の服を全て脱ぎ、台の上に仰向けにころがります。そこで好きな曲を流してもらうことができました。そのおかげもあってか、少し気が楽になりました。
 麻酔科の先生に点滴を刺してもらい、そこから「少しずつ麻酔のお薬を入れていきます」と声をかけられたところまでは覚えています。ですが、次に気がついたときには、もう病室で母と会話をしていました。いつ寝たのか、いつ起きて会話をし始めていたのかも記憶にありません。全身麻酔のすごさ、とともに怖さも教えられました。全身麻酔をしている間に左腕の局所麻酔もしてもらっていたので、痛みは全く感じませんでした。
 ここでどのような手術をしたのかを説明します。剥がれてしまった骨を正しい位置に戻し、ボルトで止めるという手術をしました。記憶が戻り、体も動くようになってきたので自分で歩き、病院内にあるコンビニにお菓子などを買いに行きました。動けるようになってから食欲が止まらず、ずっと食べていた記憶があります。夜ご飯が終わったあとに点滴を一時的に止め、痛み止めを飲んでベッドに入りました。明日退院できますようにと願いつつ、その日は目を閉じました。
 次回、退院そしてこれから。続きは次の記事を読んでください。

(令和7年3月3日投稿)

初めての病院食
(初めての病院食)

手術後の様子
(手術後の様子)
 


 

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