第1回船橋市美術館運営等検討委員会会議録

更新日:平成26(2014)年9月10日(水曜日)

ページID:P027207

1 開催日時

平成25年8月26日 午後2時00分~

2 開催場所

船橋市役所本庁舎7階 教育委員室

3 出席者

(1)委員

  • 前川委員長
  • 大澤委員
  • 山田委員
  • 島津委員
  • 柴田委員
  • 倉本委員

(2)事務局

  • 瀨上生涯学習部長
  • 武藤文化課長
  • 安原文化振興係長
  • 鎌田主事

4 欠席者

  • 谷口委員

5 議題及び公開・非公開の別並びに非公開の場合にあっては、その理由

議題
 

  1. 市の概要及び船橋市総合計画後期基本計画等について
  2. 現在の船橋市の文化行政(美術)について
  3. 今後のスケジュールについて 

公開・非公開の別
 公開

6 傍聴者数(全部を非公開で行う会議の場合を除く)

1人

7 決定事項

第2回船橋市美術館運営等検討委員会の日程

8 議事

 1. 市の概要及び船橋市総合計画後期基本計画等について

(事務局)

  • 船橋市の概要について説明
  • 「船橋市総合計画」における文化振興・美術館の位置づけについて説明
  • 「船橋の教育」における文化振興・美術館の位置づけについて説明
  • 「一番星プラン」における文化振興・美術館の位置づけについて説明

2.現在の船橋市の文化行政(美術)について

(事務局)

  • 市が主催している美術関連事業について説明
  • 市が共催・後援している美術関連事業について説明
  • 船橋市民ギャラリーについて説明
  • 清川記念館について説明

倉本委員
清川記念館の基本設計と実施設計は出来上がっているようだが、これはどのようなコンセプトを基に作られたものか。

事務局
平成15年に設置された「(仮称)清川記念館」基本構想検討委員会からの提言を基に設計されている。

倉本委員
それは清川コレクションの展示を目的として設計されたということか。

事務局
清川コレクションの活用も含めた、市立美術館としての位置づけを意識して設計された。

柴田委員
 「(仮称)清川記念館」基本構想検討委員会の委員として参加していた方は、今回の船橋市美術館運営等検討委員会に参加しているか。

事務局
参加していない。

山田委員
参加していない意図はあるか。この検討委員会は、計画を新たに考え直すための委員会なのか、以前の提言を踏襲してプラスしていく委員会なのか、どちらか。

事務局
当時より大分年数が経過しているため、基本構想検討委員会に参加していた方の中には、既に亡くなっている方もいる。その他の方についても当委員会に入っていないことに意図はない。

倉本委員
ということは、当時の設計図面はそのまま活かしたいと考えているということか。

事務局
設計段階まで進んだ計画が諸事情により延びている状況である。

倉本委員
建物と運営の仕方は一致しているはず。今後の委員会の中で説明してほしい。

前川委員長
資料によると、以前これらの件について提言が2度行われているが、その内容を当委員会で委員が目にすることはあるか。

事務局
予定している。

山田委員
既にある(仮称)清川記念館についてのプランとハードウェアをもとにして検討する委員会と考えてよいか。

事務局
基本的には今のプランを活かしつつ、様々な角度からの意見が欲しい。

山田委員
既に実施設計まで行われているということは、それまでにかなりの費用を要しているはず。その観点からすれば、やはり当時の計画を活かすものと思われるがどうか。

事務局
活かしていくつもりである。

山田委員
理解した。以前の提言も含めて、どのような設計が行われたのかについて今後示してほしい。

事務局
補足させてほしい。清川記念館構想についてはあくまでも継続しているものであり、中止しているわけではない。しかし、当時の構想は寄贈者の意思や計画予定地の立地など、かなりの制約を受けた中で作られたものであった。新たに当委員会を立ち上げた背景には、今後寄贈予定の吉澤野球博物館所蔵の美術品を含めた市の所蔵品を、前構想よりもっと活かせる方法がないかということと、前構想にあまり囚われない、全市的な美術館行政を推進するための意見について、提言を頂いた上で美術館構想の補策にしたいという考えがある。前構想に囚われすぎて欲しくない分、的が絞られていない部分はあるが、発展的な発想を期待するものである。

前川委員長
美術館構想が平成19年から止まってしまっているかたちなので、美術館ができるできないにかかわらず、現在所有している美術品を使ってどのような活動ができるかということと、以前の提言を活かしながら、より良い新たな美術館構想を検討する、ということでよいか。

事務局
よい。

大澤委員
何を検討すべきかを明確に示してほしい。たとえば市の所蔵美術品をどのように飾るのか、市の美術館が将来どうなってゆくのかなど、毎回の議題をはっきりさせてくれないか。

事務局
吉澤野球博物館からの寄贈予定品を含めた市の所蔵美術品の有効的な活用方法についての検討と、市の文化行政全体を見渡した中における美術館のあり方や方向性について、船橋にはどのような形の美術館建設が望ましいのか、具体的な検討をしてほしい。また、2回の検討委員会を経てなお実現していない清川記念館構想について、その打開策についても提言いただきたい。

大澤委員
建設予定地の抱える立地問題など、根本的な部分についても検討してよいのか。

事務局
よい。

倉本委員
既に設計図までできている中で、最初から検討できる状態なのか。検討してもよいのか。

事務局
美術館計画が止まってしまっている背景には、当時の財政事情の悪化が大きな原因の一つとしてあったと聞いている。また、建設後の運営方法について、運営に厳しい部分があると聞いている美術館というものに対して、市として踏み切れなかった現実があった。

倉本委員
具体的に以前の計画を見た上で、なぜうまくいかないのか、どうして進まないのか、といった点を議論しないと始まらないのでは。

事務局
第1回目はこういった現状を把握してもらうために充てさせてもらいたい。

山田委員
寄贈予定の物も含めて既に所有している美術品をどう活用するのかについての提言の中で、その一つの方法として美術館が必要であると結論されれば、美術館の建設についての具体的な段階に進んでいくのではないか。今のところ話を聞いていると、前回はいきなり「美術館を作ろう」と言ったためにうまくいかなかったように聞こえる。既に所有している美術品を死蔵させないために必要な施設として、真面目に考えられた美術館であれば価値があると思う。まず、最初のきっかけとして、美術館が作りたいだとか、所蔵作品をもっと役に立てたいだとか、もっと安く所蔵品を保存したいだとか、どのような問題点に直面しているのかを我々が知る必要がある。

事務局
今日すべてについては提示されていないが、今後、これまでの構想や提言をはじめ、諸問題等についても情報を提示していくので、それをもとに検討していって頂きたい。

3. 今後のスケジュールについて

事務局

  • 今後のスケジュールについて説明

前川委員長
予定表の中に、美術館の方向性について事務局が議論してほしい具体的なポイントが書いてあるが、これらも踏まえて4回ないしは5回の中で、方向性について議論していくことになると思われる。委員会の名称に美術館という単語が入ってしまっているため、我々もその部分に囚われてしまいがちだが、それについては議論の中で、山田委員のお話にもあったように、美術館の必要性にまで言及できればよいと考えている。

事務局
補足であるが、最終的に美術館を建てないという結論にするつもりはない。何らかの形で美術館構想は活かしたいので、具体的な運営にまで踏み込んでいけるようにお願いしたい。

 前川委員長
次回視察予定の吉澤野球博物館について、どういった施設なのか事前に説明が必要ではないか。

事務局
配布資料の中にパンフレットのコピーがあるので、まずご覧いただきたい。

前川委員長
建物内部に美術展示室があり、そこにある美術品を含めた野球資料全体について、当委員会で検討するという解釈でよいか。

事務局
よい。

倉本委員
これは建物も寄贈の対象か。

事務局
対象である。

事務局
建物と資料を美術館構想と結びつけて考えるべきかどうかも含めてその活用方法について議論して頂きたい。

山田委員
この施設の資料は学生野球についてのものが主体であるが、それら資料については現段階で具体的な精査は行われているのか。

事務局
現段階では行われていない。

山田委員
学生野球については専門外であるため、非常に珍しいものがあるのは間違いないようだが、それを検討するための資料を示して欲しい。

倉本委員
所蔵品はすべて寄贈を受ける予定か。

事務局
その予定である。

山田委員
資料の価値如何によっては、美術品はしまっておいてもよいかもしれないが、野球資料はより大々的に公開するべきであるということになる可能性もあるのか。

事務局
美術品についての寄贈予定作品リストはもらっている。しかし現段階ではお見せできるものではない。どの程度の資料を用意できるかも合わせて検討中である。次回、実際に視察していただいて、どのようなものか理解して頂きたい。

 9 資料・特記事項

第1回船橋市美術館運営等検討委員会会議資料(下記よりダウンロードしてください。)

10 問い合わせ先

船橋市教育委員会 生涯学習部 文化課
電話:047-436-2894

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