熱中症を予防しましょう
「熱中症」とはどのような状態か?
熱中症とは、高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。屋外だけでなく、室内で何もしていないときでも発症し、 救急搬送されたり、場合によっては死亡することもあります。
熱中症について正しい知識を身につけ、体調の変化に気をつけるとともに、 周囲にも気を配り、熱中症による健康被害を防ぎましょう。
熱中症予防のための対策
1.屋内での対策
・扇風機やエアコンで温度を調節する
・遮光カーテン、すだれ、打ち水を利用する
・室温をこまめに確認する
・通気性のよい、吸湿性・速乾性のある衣服を着用する
・保冷剤、氷、冷たいタオルなどでからだを冷やす
・のどの渇きを感じなくても、こまめに水分補給をする
・暑さ指数(WBGT)も参考にする
船橋市の暑さ指数(WBGT)は「こちら(環境省熱中症予防情報サイト)」から確認できます。
2.屋外での対策
・日傘や帽子を着用する
・天気のよい日は、日陰を利用し、こまめに休憩をとる
・天気のよい日は、気温の高い時間帯の外出をできるだけ控える
・通気性のよい、吸湿性・速乾性のある衣服を着用する
・保冷剤、氷、冷たいタオルなどでからだを冷やす
・のどの渇きを感じなくても、こまめに水分補給をする
※暑さ指数(WBGT)とは
暑さ指数(WBGT)は、熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標です。単位は気温と同じ摂氏度(℃)で示されますが、その値は気温とは異なります。
暑さ指数(WBGT)は人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい【1】湿度、【2】日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、【3】気温の3つを取り入れた指標です。
熱中症のリスクが高い方への注意事項
1.高齢者の特徴
高齢者が熱中症にかかりやすい理由 ~熱中症患者のおよそ半数は65歳以上の高齢者です~
・「暑い」と感じにくくなる
・体温調節が鈍る
・体内の水分量が減少する
・のどの渇きを感じにくくなる
高齢者の熱中症対策の注意点
○部屋の温度をこまめに測る
○1日1回汗をかく運動をする
高齢者をお世話する人が注意する点
・具合・・・体重、血圧の変化、心拍数、体温
・環境・・・お世話をする人がいない間の過ごし方、部屋の温度や湿度、風通し、換気、日当たり
2.子どもの特徴
子どもが熱中症にかかりやすい理由
・体重当たりの体表面積が大人より大きく、高温時や炎天下では深部体温が上がりやすい
・大人より身長が低く、地面からの照り返しの影響を強く受ける
子どもの熱中症対策のポイント
○適切な飲水行動を学習させましょう
○通気性の良い服を選び、帽子等で日よけ対策をしましょう
○日頃から十分な睡眠、栄養バランスの良い食事や適度な運動を通して、暑さに負けない体作りをしましょう
【コラム】乳幼児の熱中症~乳幼児を車の中で決して一人にしないでください~
熱中症警戒アラート発表時の予防行動のポイント
熱中症警戒アラートは、熱中症の危険性が極めて高い暑熱環境になると予想される日の前日夕方、または当日早朝に発表されるため、日頃から実施している熱中症予防対策を普段以上に徹底することが重要です。
1.エアコンを適切に使用しましょう
2.熱中症リスクの高い方に声かけをしましょう
・高齢者、子ども、持病のある方、肥満の方、障害者等は熱中症になりやすい方々です。これらの熱中症のリスクが高い方には、身近な方から、夜間を含むエアコンの使用やこまめな水分補給を行うよう、声をかけましょう。
3.普段以上に「熱中症予防行動」を実践しましょう
・のどが渇く前にこまめに水分補給しましょう。(1日あたり1.2Lが目安)
・涼しい服装にしましょう。
4.外出はできるだけ控え、暑さを避けましょう
・不要不急の外出はできるだけ避けましょう。
5.外での運動は、原則、中止/延期をしましょう
・身の回りの暑さ指数(WBGT)に応じて、屋外やエアコン等が設置されていない屋内での運動は原則、中止や延期をしましょう。
6.暑さ指数(WBGT)を確認しましょう
・身の回りの暑さ指数(WBGT)を行動の目安にしましょう。
・暑さ指数は時間帯や場所によって大きく異なるため、身の回りの暑さ指数を環境省熱中症予防情報サイトや各現場で測定して確認しましょう。
熱中症が疑われる人を見かけたら
涼しい場所へ移動させる
体を冷やす
衣服をゆるめ、体を冷やす。(とくに首の周り、わきの下、太ももの付け根など)
水分補給を促す
※自力で水が飲めない、意識がない場合は、すぐに救急車を呼びましょう。
熱中症予防関連ページ
・環境省「環境省熱中症予防情報サイト」
環境省のウェブサイト「環境省熱中症予防情報サイト」では、各種普及啓発資料や、熱中症のかかりやすさを示す「暑さ指数(WBGT)」を公表しています。
・気象庁「熱中症から身を守るために」
気象庁のウェブサイト「熱中症から身を守るために」では、気温の予測情報や観測情報等を公表しています。
・厚生労働省「熱中症関連情報」
厚生労働省のウェブサイト「熱中症関連情報」では、熱中症予防に対する厚生労働省の取り組みや、職場における労働衛生対策などを掲載しています。
・【参考】STOP!熱中症 クールワークキャンペーン(職場における熱中症予防対策)
厚生労働省のウェブサイト「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン(職場における熱中症予防対策)」では、職場における熱中症予防対策について掲載されています。
・【参考】九都県市は「夏の暑さ対策」を推進します
九都県市(千葉県、埼玉県、東京都、神奈川県、横浜市、川崎市、千葉市、さいたま市、相模原市)は、地球温暖化の防止やヒートアイランド現象の緩和、熱中症の予防につながる夏の暑さ対策を推進しています。
<夏の打ち水入門>
打ち水は、撒いた水が周囲を冷やすことで、涼しい風が吹き、涼を得ることができます。
※「夏の打ち水入門」リーフレットはこちら
<日傘で涼しさを持ち歩こう>
日傘は直射日光を遮り、体感温度を下げる効果が期待できるため、外出の機会が減り、暑さに慣れにくいコロナ禍においての熱中症対策としても有効です。
※「日傘で涼しさを持ち歩こう」パンフレットはこちら
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-
- 電話 047-409-3274
- FAX 047-409-2914
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