擁壁(ようへき)の安全に関すること
擁壁(ようへき)とは
擁壁とは、高低差のある土地において、土砂が崩れるのを防ぐために設けられる工作物です。建築物の敷地等に設ける擁壁については、法律等によって構造等が定められています。
代表的な擁壁の種類
(擁壁に用いるコンクリートブロックの種類によっては、法律等に適合しないものもあります。)
あなたの宅地の擁壁は大丈夫ですか?
擁壁の維持管理は、所有者、管理者または占有者(以下、「所有者等」といいます。)が自ら行う必要があります。擁壁が崩壊し、被害が生じた際、その責任を所有者等が負うことになる場合もあります。
既存の擁壁を定期的に点検し、危険を早期に発見しましょう。
擁壁について点検してみましょう。
「我が家の擁壁チェックシート」を活用して、既存の擁壁の状態を確認してみましょう。このチェックシートは、専門知識が無くても、おおまかな目安として擁壁を点検できる内容となっています。チェックの結果、「現状でほぼ安定している」と判断された場合でも、定期的に点検を続けることが重要です。
擁壁は時間の経過と共に劣化したり、豪雨や地震によってひび割れや傾きが生じることがあります。そのような擁壁は「危険性が高い擁壁」と判断される場合があります。その際は、一級建築士等の専門家に調査を依頼し、調査結果に基づいて修繕、撤去または再築造の検討をしましょう。
擁壁の点検のポイント
- 擁壁にひび割れ等はありませんか?
ひび割れが発生していたり、ひび割れや目地の周辺が白く変色していたりしていませんか。このような場合は、擁壁に想定以上の力が加わっていたり、強度が不足していたりしているおそれがあります。 - 擁壁面がふくらんだり、傾いたりしていませんか?
目視で確認できるふくらみや傾きがある場合は、擁壁の崩壊の危険性があります。 - 擁壁の排水状況は良好ですか?
排水溝が壊れている、土砂で埋まっている、または水抜き穴が土や植物で埋まってしまっていませんか。雨水が適切に排水されない状態や土地にしみ込んだ雨水が水抜き穴から排水されない状態でいると、擁壁に想定以上の水圧が加わり、擁壁が大きく変形、もしくは崩壊する原因となります。
擁壁の劣化障害の例 | |
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ひび割れ (クラック) |
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前後・上下の ずれ |
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ふくらみ | |
傾斜・折損 | |
排水施設の変状 |
築造の際、法律に則った手続きがなされていますか?
擁壁を築造する際に法律に則った手続きがなされていない場合、必要な基準を満たして築造されているか確認することができません。また、法律に則り築造された擁壁でも、築造後に増し積み等している場合は、安全かどうか確認することができません。そのような擁壁の安全性については一級建築士等の専門家にご相談ください。
擁壁が法律に則った手続きがとられて築造されたかどうかは、市役所窓口で確認することができます。(確認先は「相談窓口」を参照してください。)
専門家へ相談が必要な擁壁の例
相談窓口
- 建築基準法に基づく擁壁に関すること
建築指導課 構造設備係(電話番号047-436-2676)
- 宅地開発事業による擁壁に関すること
- 宅地造成等規制区域内の擁壁に関すること
宅地課 審査第一係(電話番号047-436-2690)
ファイルダウンロード
- 我が家の擁壁チェックシート(船橋市)(PDF形式3,656キロバイト)
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このページについてのご意見・お問い合わせ
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