河川用語集
ホームページの中で、わかりにくい語句を一般の方に分かりやすいように表現しています。
用語 | よみがな | 解説 | |
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あ | 一級河川 | いっきゅうかせん | 原則として国土交通大臣(国)が管理している特に重要な河川です。 |
か | 河床 | かしょう | 川の底のことです。その材料はコンクリートなどで固められているのではなく、小さい玉石、砂、シルト、および粘土などが堆積しています。 |
河川管理施設 | かせんかんりしせつ | せき、水門、堤防、床止めおよび管理用通路等川を管理するための施設を言います。 | |
河川整備計画 | かせんせいびけいかく | 治水・利水・環境のバランスが取れた河川環境の整備と保全を行うために必要とされる具体的な河川工事及び河川の維持に関する事項(概ね20~30年間の将来)を定めた計画のことを言います。 | |
河川立体区域 | かせんりったいくいき | 河川管理施設が道路などの下に設けられた場合に地下または空間について、河川区域を立体的な区域として指定したものです。 | |
基本高水位 | きほんこうすいい | 河川計画において、降雨が河川を流れるときの水位を言います。 | |
橋台 | きょうだい | 橋の重さを支える土台のことを言います。 | |
胸壁 | きょうへき | 堤防の一部で、コンクリート等で出来ている壁のことを言います。 | |
計画高水位 | けいかくこうすいい | 基本高水から色々な調節量を差引いたときの水位を言います。 | |
高水敷 | こうすいしき | 複断面の形状の河川において、低水路より一段高い部分で大雨時に水に浸かるところです。大きい河川では、グランドや公園などに利用されるところもあります。 | |
校庭貯留 | こうていちょりゅう | 大雨時に学校内に降った雨を校庭に貯めて流出を一時的に遅らすことにより、河川への負担を少なくする施設です。洪水流出抑制施設の一種です。 | |
護岸 | ごがん | 堤防が流れる水によって洗掘されるのを防ぐため、法面をコンクリートなどで覆うような構造のものを言います。 | |
コラボレーション | こらぼれーしょん | 協働、共同作業という意味です。 | |
さ | 準用河川 | じゅんようかせん | 国または県で管理している一、二級河川以外の河川で、河川法の二級河川の規定を準用して市で管理している河川です。 |
植生ネット | しょくせいねっと | 護岸に植物が育つのを助けるもので、素材としてはヤシ100%のものが主流です。法面に植生ネットを張ることにより植生の促進のほかに、法面が壊れにくくする働きもあります。 | |
植生ロール | しょくせいろーる | 植生ネットと素材および効果は同じですが、形状および設置場所(水際等に使用)が若干異なります。 | |
瀬 | せ | 川の水が浅く、人が歩いて渡れる所を言います。あさせなどとも言います。 | |
堰 | せき | 農業用水などの水を川から取るために、河川を横断して水位を調整する施設です。 | |
洗掘 | せんくつ | 激しい川の流れなどにより、堤防や河床が削り取られる状態のことをいい、対応策としてかご状のマット等で保護したりします。 | |
総合治水対策特定河川 | そうごうちすいたいさく | 浸透や貯留などの流域対策とともに、総合治水対策特定河川事業(国から補助をもらって行う事業の一つです)として、治水施設の重点的な整備を行おうとする河川を言います。全国で17河川が選定されています。 | |
た | 治水安全度 | ちすいあんぜんど | 洪水を防ぐ為の計画を作成するとき対象となる地域の洪水に対する安全の度合いの事です。例えば、50年に一度の大雨に耐えられる規模の施設の安全度は1/50と表現しています。また地区(流域)によって降る雨の量が違うため、同じ1時間に50mmの雨に耐える整備を行っても、確率は同じにはなりません。 |
低水路 | ていすいろ | 河川において、常時水が流れている部分を言います。 | |
低地地区 | ていちちく | 主に、地域内の雨水が溜まってしまって河川に流れ出ず、又は河川の流水があふれる恐れのある地域を言います。一般に洪水の被害を受けている地区などはこれにあたります。 | |
堤内地・堤外地 | ていないち・ていがいち | 堤防より民地側を堤内地、河川側を堤外地と言います。 | |
堤防 | ていぼう | 河川の水が大雨時に溢れないようにするための構造物です。なお、下流に向かって右側を右岸(うがん)、左側を左岸(さがん)と呼んでいます。 | |
天端幅 | てんばはば | 堤防の一番高い部分の幅であり、一般に河川管理用通路として利用されます。大きい河川ではサイクリングロードなどに開放されているところもあります。 | |
床止め | とこどめ | 河床の洗掘を防ぐために、河川を横断して設けられる施設であり、「床固め」とも言います。 | |
な | 内水 | ないすい | 川からあふれた雨水ではなく、降った雨が川の水位の方が高いため、うまく流れていかなく溜まってしまう水のことを言います。 |
内水排除 | ないすいはいじょ | 上で説明した内水を排水管の整備やポンプなどを設けてスムーズに流してあげることです。 | |
二級河川 | にきゅうかせん | 一級河川以外で特に重要な河川で、県知事が指定したものであり、その管理は原則として県で行っています。 | |
法勾配 | のりこうばい | 法面の傾斜のことです。例えば、法面の高さと水平距離の比が1:2の場合は2割勾配(約27度の傾斜)と言い、1:0.5の場合は5分(ぶ)勾配(約63度の傾斜)と言います。 | |
法面 | のりめん | 護岸や堤防などの斜面部分のことを言います。 | |
は | パートナーシップ | ぱーとなーしっぷ | 市民とともに役割分担をして行う友好的な協力関係のことです。 |
背水区間 | はいすいくかん | 洪水時、大きい河川の水位が上昇するとそれに流れ込む小さい河川の水が流れづらい状態となり、小さい河川でも水位が上昇します。この現象を「背水」と言い、その影響を受ける区間のことを言います。 | |
PDCAサイクル | ぴーでーしーえーさいくる | Plan(計画)Do(実行)Check(チェック)Action(見直し)を繰り返して、継続的な計画の実行と改善を図ることをいいます。 | |
ヒートアイランド化 | ひーとあいらんど | 都心部を中心として気温が高くなる現象であり、都市化に伴ってアスファルトの舗装やエアコンの使いすぎなどによって熱がたまることが原因といわれています。 | |
樋門・樋管 | ひもん・ひかん | 堤内地側の水を管渠等で流す際に、堤防の中を貫通させた部分を言います。なお樋門と樋管に明確な区別はありませんが、一般に構造が丸管で規模の小さいものを樋管、箱形で規模の大きいものを樋門と呼んでいます。 | |
伏せ越し | ふせこし | 管渠やライフライン等が河川を横断する場合、そのまま横断すると流れの支障となるため、河床よりも低く埋設する構造のことをいいます。 | |
淵 | ふち | 水の深い所もしくは川などのよどんだ所を言います。 | |
普通河川 | ふつうかせん | 一、二級河川および準用河川以外の川を通称普通河川と呼んでいて、維持管理は市で行っています。 | |
法河川 | ほうかせん | 河川法という法律が適用される河川を言います。一・二級及び準用河川のことを言います。各河川の意味はこのページ内で説明しています。 | |
保水地区 | ほすいちく | 主に、雨水が一時的に浸透や滞留することのできる地域で、一般に高台などと呼ばれている地区はこれにあたります。 | |
ま | 水循環 | みずじゅんかん | 地球上の水は、海や陸から蒸発して雲になり、雨や雪になって再び地上に降り、一部は川へ流れ出し、他は地下に浸透して地下水として貯えられ、湧き水などとして徐々に川に流れ出します。このような現象を水循環と呼びます。また、水循環の経路やシステムを特に水循環系と呼びます。 |
や | 湧水 | ゆうすい | 地中から湧き出ている水のことです。大変きれいな水です。 |
遊水地 | ゆうすいち | 雨水や河川からあふれた水が、一時的に溜まる地域で、川沿いの休耕田などがこれにあたります。 | |
ら | 利水 | りすい | 川の水を生活用水、農業用水、工業用水、発電などに利用することを言います。 |
流域対策 | りゅういきたいさく | 流域内に雨水貯留施設や各家庭に雨水浸透ますなどを設置して、雨水が川へ流れ込む量を一時的に抑える対策のことです。 | |
流出抑制 | りゅうしゅつよくせい | 流域対策とほとんど同じ意味で、流末の川があふれないように、降った雨を一時的に貯留あるいは浸透させることを言います。 | |
わ | ワンド | わんど | 入江状態になっていてため池のようになっているところを言います。魚が良く釣れます。 |
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