サステナブル(持続可能な)ファッションへの取り組み      ~エシカル消費を考えよう~

更新日:令和5(2023)年3月2日(木曜日)

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エシカル消費とは

 エシカル(ethical=倫理的な)消費とは、地域の活性化や雇用などを含む、人と社会、地球環境に配慮した消費行動です。私たち一人一人が社会的課題に気付き、日々の買物を通して、どの様に改善できるか考えましょう。

 このページでは身近な、環境負荷の大きいファッション産業についてご紹介します。

ファッションと環境の現状

  • 日本で売られている服の約98%が海外からの輸入
 ファッション産業では、原材料の調達、生地・衣服の製造、そして輸送から廃棄に至るまで、それぞれの段階で環境に影響を与えています。
 衣服は色々な素材が混合されてできており、また海外における生産段階は、数多くの工場や企業によって分業されているため、環境負荷の実態や全容の把握が困難な状態となっています。
  • 服一着をつくるためにも環境に対して様々な負荷がかかります(原材料調達から店頭に届くまで)
 服の製造プロセスではCO2が排出されます。また、原料となる植物の栽培や染色などで大量の水が使われ、生産過程で余った生地などの廃棄物も出ます。服一着を作るにも多くの資源が必要となります。
  • 大量生産・大量消費(ファッションの短サイクル化)
 服の供給数は増加する一方で、服の価格は年々安くなり、市場規模は下がっています。傾向として大量生産・大量消費が拡大しているとも言え、衣服のライフサイクルの短期化による大量廃棄への流れが懸念されます。
  服を手放す枚数よりも買う枚数の方が多く(年平均約18枚買って約12枚手放す)、一年に一回も着られていない服が一人あたり平均25着もあります。
  • 服を手放す手段
 服を手放す手段は(1)リサイクルショップ等を利用する、(2)有価物として出す、(3)ごみとして捨てるの三つがあります。現状はごみとして捨てられる割合が約68%と最も高くなっていますので、再流通や回収にまわすことが重要となります。
  • 捨てられた服のゆくえ
 ごみとして捨てられた服のほとんどはそのまま焼却・埋め立て処分されます。その量は日本全体で一日平均1,300tにもなります。
毎日廃棄される大量の服を処理するためにも、環境負荷が生じています。
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サステナブル(持続可能な)ファッションとは

 サステナブル(持続可能な)ファッションとは、衣服の生産から着用、処分までのながれの中で、将来にわたり持続可能であることを目指し、地球環境や関わる人・社会に配慮した取り組みのことを言います。

「大量生産・大量消費・大量廃棄」の一方通行型から、「適量生産・適量購入・循環利用」により、廃棄される衣服が少なくなる循環型を目指しています。

 以下に持続可能なファッションを目指すヒントをあげてみましたので、生活者としてできることから始めてみましょう。

買う時、選ぶ時のヒント

  • 本当にその服が必要かどうか、もう一度よく考えてみる

 買物をする前に、クローゼットの中を確認してみましょう。同じような服はありませんか。着ていない服はありませんか。

  • 長く着られる品質を選ぶ

 品質を重視し、価格に見合う価値ある商品を購入しましょう。また、流行ものはすぐにあきるかもしれません。例えば、3年後にその服を着ている自分をイメージできますか。

  • 素材や生産ルートを確認する

 リサイクル素材やオーガニック素材など環境にやさしく作られた服を買うのもよいかもしれません。

  • バザーやフリーマーケットなどで古着から探してみる

 古着を買うことは、ごみを減らすことにつながります。上手に活用すれば安くおしゃれを楽しめます。

  • レンタルサービスを利用する

 何回も着る機会がないけど、着てみたい、そういう時はレンタルしてみましょう。

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日々のお手入れやお洗濯のヒント

  • 大事に使い長持ちさせる

 素材にあったお手入れで、長く着られるようにしましょう。

  • お直しして長く着る

 飾りを付けたり、ボタンを変えて違う印象にすることで、新しい服を買わなくてもよいかもしれません。

  • 家族や友人同士で着まわす

 家族・友人でシェアしてみることも考えてみましょう。

手放す時のヒント

  • フリマアプリ、リユースショップやバザー、フリーマーケット等の活用

 まだ着られる服であれば、リサイクルショップなどの利用を考えましょう。

  • 服の店頭回収サービス等を調べる

 販売した服の回収サービスを行っているお店を利用してみましょう。

  • 寄付する

 寄付を募っている団体等を調べてみましょう。

  • 有価物に出す

 市のルールを確認して有価物に出すこともできます(有価物の出し方についてはこちらをご確認ください)

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出典 消費者庁・環境省ホームページ(アイコンをクリックするとリンク先に移動します)

サステナブルファッション習慣のすすめ  環境省 Ministry of the Environment (Banner)エシカル消費特設サイト

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