令和2年度市民公益活動公募型支援事業への審査委員からのコメントについて

 ・当初の計画については、「平日の開催で集客が課題」との指摘もありました。オンラインによる開催に変更されましたが、結果として100名を超える多種多様な方々の参加が得られ、所期の目的を果たすことができたものと思います。今回伝えられた、参加者の笑いの効用体験を、それぞれの日常生活の中で継続して実践していくために、更なる働きかけを期待します。

・平日開催で参加者集めが課題と思われましたが、Zoomでの配信で100名の参加があったのは大きな成果だと思います。コロナ禍で生活様式が変わり在宅時間が増えました。笑いヨガの目的である「笑いの大切さと体を動かす必要性」はますます高まっているのではないでしょうか。今後は、これまでのような会場に集まる機会に加えてオンラインも活用し、広く市民の健康増進につながる活動を継続されることを望みます。

・計画段階では、集客力不足が懸念されたが、結果的にはコロナ影響下にも関わらず、Zoomで100名/スタジオで30名(スタッフ含む)の多数参加となり、市民への気軽に行える健康増進行動の提供者としての講座目的は十分に達成されたと判断します。
平成31年3月に実施した公園を活用した健康づくり事業では、毎日平均参加者5名＋協力員2名が毎朝20分間実施し、「継続は力なり、心身共に、健康的な毎日を、持続」の強い信念を感じました！

・新型コロナウィルスの影響による事業実施方法変更に対応いただきありがとうございます。今後も時代の急速な変化に対応することが求められることを想定しながら今回の経験を活かして、活動方法が制限される中でも「笑いの効用」をたくさんの方々に伝える方法をたくさん習得していただき、船橋市民を元気にする活動を継続していただきたいと思います。

・昨今ではフィットネス関係の講座等もオンラインでの指導が非常に目立ってきています。今回はコロナ禍ということで、開催形式の変更がありZoomを併用されましたが、オンラインで多数の参加者があったようで良かったです。今後は、こうしたオンラインを日常の活動にどう位置付けるかも検討してみてはいかがでしょうか。

・ 急遽オンラインと会場の併催となりましたが、計100名の参加者が集まり、地域に広く開かれた講座になったと思います。事業内容の変更に伴う対応で苦労されたと思いますが、オンラインの併催になったことにより、自宅に居ながら笑いヨガを体験する機会となり、団体活動の認知度向上につながったことでしょう。今後もオンライン活用も含めた活動を継続することで、多くの市民に笑いヨガを通じて元気を届けてください。

 ・子どもの遊びの意義、発達段階の特徴、地域コミュニティとの関わりなどについて、大人が改めて系統的に知ることは有意義であったと思います。講演会の様子は、You Tubeで配信したようですが、一過性の講演に終わらせることなく、講演内容や質問と回答などを抄録として小冊子にまとめ、「プレーパーク」参加の保護者に配布するなど、知見の幅広い活用を期待します。

・実施方法をオンラインにし、参加者が少なかったのが残念ですが、有意義な機会になったようで良かったです。当初の目的であった参加者同士のコミュニケーションや地域の交流は、オンラインでは難しかったと思います。コロナ禍でプレーパークの開催状況がわかりませんが、第三の居場所として地域のつながりの活性化は重要で必要とされていると思います。これからも様々な工夫をし、活動を発展させてください。

・計画段階では、公民館での講演会中心に、グループワーク/座談会も取り入れ、子供連れ参加も遊びスペース確保で大歓迎、参加予定50名程度と盛りだくさんの内容であった。
結果的には、コロナ感染拡大により、Zoomで13名+スタッフ6名の参加、チャットでの意見交換のみ、とイベント規模/内容共に大幅縮小とはなったが、日々変わる感染対応の中、非接触環境での開催制限下、何とか課題をクリヤーしてもらえたと判断します。
(講演会内容は、YouTubeで限定公開を本日tryするも観れず、限定さえ無ければ、私のように興味を抱いた市民が講演を聞けるチャンスを維持出来たのでは)

・新型コロナウイルスの影響により開催方法など直前に大きな変更があり大変な点もあったと推察しますが、この経験を今後の運営に生かしていただきたいと思います。参加人数も想定より少なくなりましたが今後もWebやZoomなど多様な方法で継続して活動いただくことで広がってくると思います。今後も対面での活動が制限されると思われますので、IT（WebやZoomなど）を使用しての活動スキルを上げていってください。

・コロナ禍ということもあり、予定された通りの事業を行うことができなかったこと、大変残念でした。オンライン講座の良いところは、人数がある程度増えても対応しやすい点です。意義深い内容でしたので、今後同様の事業を企画する際には更なる広報の充実で集客を図っていただければと思います。

・本事業は、子どもたちの遊びの環境について学ぶとともに、子育て世代の交流の場づくりに寄与した点で、とても意義のある講演会であったと思います。急遽オンライン開催に変更となりましたが、活発な意見交換ができたということで、団体にとっても貴重な体験になったと思います。今後も普段の活動と並行して、オンラインを活用した活動も取り入れることで、活動の幅を広げていってください。また、広報面では、より多くの子育て世代に届くよう、今後もSNSを積極的に活用してください。

 ・対面参加者とオンライン参加者による交流会という手法は、顔出しなどに抵抗感のある人への参加機会の提供という意味でも、大変有効で効果的な方法であったと思います。報告書の写真について、掲載許諾という手続きをとっており、参加者の人権に対する配慮を評価します。チラシについては、受け取った人の読み方や感じ方を意識した新しい一層の工夫を期待します。

・私も船橋よみうりの広告が目に留まりました。LGBTという言葉は認知されてきていますが、当事者が抱える悩みや、社会生活の困難さは理解されにくいと思います。オンライン交流会で参加者が多い時もあったとのこと。様々な方法を活用し、当事者が安心して参加できる機会を継続してほしいです。また、教育機関や企業での講演はもちろん、他の市民団体と連携するなど、ダイバーシティ促進に向けた活動の広がりに期待します。

・当事業の目的は、月一の公共施設／Zoomでの交流会開催をチラシ/sns/他で市民に呼びかけ、参加者/チラシ読者を通して、多くの市民へのセクシュアリティ関連知識の浸透を図る事である。コロナ影響下での実績は、9回開催で参加者は(対計画50％）数十人、発行チラシ約2000枚、地方紙広告掲載1回と、数字的にもまずまずの達成率で、LGBTを取っ掛りとしたダイバーシティ促進を市民に広く認知してもらう為のスタートは切れたと判断します。2021年度事業にて、如何にコンスタントに多くの市民に関連知識を浸透させるかに期待。

・オンライン開催におけるノウハウ蓄積を意識されていたことは評価します。今後もしばらく対面での活動が制限される中、継続して活動する方法を確立してください。また、組織の広報を継続して低予算で行う手法についても研究を行っていただきたいと思います。限られた全体予算の中で組織を運営していくにはどの経費項目についてもコストのあまりかからない方法を継続して行っていくことが大事となってきます。

・公益的事業に求められる成果は、いわゆるアウトカムであり、その事業を通じてどのような人々や社会への好ましい変化を作り出せたかというものです。しかしながら、やはり公的な資金を使う事業ですので、何人の人がその成果を生む場にいたかは大事です。数字を丸めず各回の参加者数等を整理して報告されるようお願いします。

・ オンライン開催も取り入れながら、LGBT当事者同士が交流する機会が失われないよう工夫したことで、本人の気持ちに寄り添う配慮となり、かつ社会的にも意義のある事業につながったと思います。市内において更にLGBTへの理解が進むよう、学校や企業などへのチラシ配布を継続することとともに、SNSも積極的に活用しながら活動を展開していくことで、団体としての活動がますます活性化することを期待します。