特定保健指導

更新日:令和6(2024)年4月2日(火曜日)

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  1. 特定保健指導とは
  2. 特定保健指導の対象者と階層化について
  3. 特定保健指導の利用方法について
  4. 特定保健指導の効果
  5. 特定保健指導の流れ
  6. 特定保健指導の実施場所
  7. 特定保健指導についてのQ&A

1.特定保健指導とは

 40~74歳の国民健康保険加入者が受診した特定健康診査および人間ドックの結果、「生活習慣病のリスクが高いが、生活習慣を改善することで予防効果が期待できる」と判断された人に対し、特定保健指導を実施します。
 特定保健指導では、メタボリックシンドロームの予防・改善のために自分の健康状態を知り、生活習慣を自分で改善できるよう、医師・保健師・管理栄養士等が教室や面接を通じて目標や取り組み内容を一緒に考え、より効果的に実践できるように支援します。
 特定保健指導は、メタボリックシンドロームのリスクの程度により「動機づけ支援」と「積極的支援」に分かれます。よりリスクの高い人には、「積極的支援」を行います。

動機づけ支援

 生活習慣を改善する必要性を理解し、実行可能な目標を立て、行動に移せるように支援します。

積極的支援

 自分の健康状態を自覚し、実行可能な目標を立て、定期的に確認や見直しをしながら、生活習慣の改善を実践できるように支援します。

2.特定保健指導の対象者と階層化について

 特定健康診査および人間ドックの結果より以下の選定、階層化を行い、特定保健指導対象者を決定します。

特定保健指導の対象者と階層化
特定健康診査結果 特定保健指導対象者
腹囲 (注)1 追加リスク (注)2 喫煙歴 40-64歳 65-74歳
(1)血糖 (2)脂質 (3)血圧
男性≧85cm
女性≧90cm
2つ以上該当 - 積極的支援 動機づけ支援
1つ該当 あり
なし 動機づけ支援
男性<85cm
女性<90cmでBMI≧25
3つ該当 - 積極的支援 動機づけ支援
2つ該当 あり
なし 動機づけ支援
1つ該当 -

(注)1 腹囲が上記基準値未満の場合、特定保健指導の対象とはなりません。ただしBMI25以上の場合には、内臓脂肪型肥満と判断し特定保健指導の対象となります。

(注)2 すでに糖尿病、脂質異常症、高血圧で薬剤治療中の方については、医療機関管理となるため、医療保険者による特定保健指導の対象とはなりません。

(注)3 前年度積極的支援を利用した方で当該年度の特定健診の結果が改善されていた場合、動機づけ支援相当になることがあります。

階層化基準

血糖

 空腹時血糖 100mg/dl以上
空腹時血糖が測定できない場合は HbA1c 5.6%以上

脂質

 空腹時中性脂肪 150mg/dl以上(やむを得ない場合は 随時中性脂肪 175mg/dl以上)
 またはHDLコレステロール 40mg/dl未満

血圧

 収縮期血圧 130mmHg以上 または拡張期血圧 85mmHg以上

3.特定保健指導の利用方法について

 対象となった方には、健診および人間ドックを受診した医療機関、船橋市健康部健康づくり課、または委託業者よりご案内します。

*特定保健指導受託医療機関で健診及び人間ドックを受診された方は、受診医療機関で特定保健指導を行います。
(特定保健指導を実施している医療機関については、協力医療機関一覧をご確認ください。 )

*積極的支援は株式会社 千葉薬品に委託しております。詳細は、委託業者から送付される利用案内でご確認ください。

4.特定保健指導の効果

 令和3年度に特定保健指導を利用した方と、利用しなかった方の翌年度の健診結果を比較したところ、特定保健指導を利用した方のほうが、翌年度の健診結果が改善した方の割合が多くなっています。
 
 専門的なサポートを受けながら取り組むことで、生活習慣の改善につながり、成果が出やすくなります!

令和3年度 特定保健指導対象者の翌年度の健診結果

 特定保健指導(積極的支援)対象者の健診結果
腹囲が保健指導判定値以上の方の割合を示したグラフ。保健指導を利用した方のうち約28%の方が翌年度の健診結果で腹囲が判定値未満に改善。

利用者の声

・無意識に生活していたが、生活習慣を見直すチャンスになった。(60代男性)

・良かれと思ってやっていた事は逆効果だった。正しい知識は目からうろこで大変良くわかりました。(70代女性)

・ただ痩せるのは嫌でしたが、健康的に腹囲が落ち、着られなかった洋服も着られるようになりました。(50代女性)

5.特定保健指導の流れ

動機づけ支援

 例)船橋市健康部 健康づくり課の個別面接(対面・遠隔)
※個別面接の他に、運動教室(健康運動指導士による運動実技中心の教室)もあります。

  1. 特定保健指導を予約
  2. 個別面接に参加
    健診結果から生活習慣を振り返り、メタボリックシンドロームの改善に向けて実践可能な目標を立てます。
  3. 応援コール
    電話またはファックス、メールで皆さんの目標達成に向けて支援します。(1回程度)
    ※6か月間の中で、定期的に開催している運動教室へご参加いただけます!
  4. 6か月後の評価
    電話またはファックス、メールで6か月間の取り組みを振り返り、目標の達成度を確認します。
  5. 次回の健診で成果を確認

積極的支援

 積極的支援は、株式会社 千葉薬品に委託しております。

  1. 特定保健指導を予約
  2. 初回面接
    健診結果から生活習慣を振り返り、メタボリックシンドロームの改善に向けて実践可能な目標を立てます。
  3. 応援コール
    電話または手紙、メールで皆さんの目標達成に向けて支援します。(1か月に1回程度)
  4. 中間評価
    初回面接の3か月後を目安に、個別面接または電話にて3か月間の取り組みを振り返り、目標の見直しをします。
  5. 応援コール
    電話または手紙、メールで皆さんの目標達成に向けて支援します。(1か月に1回程度)
  6. 6か月後の評価
    手紙で6か月間の取り組みを振り返り、目標の達成度を確認します。
  7. 次回の健診で成果を確認

6.特定保健指導実施場所

動機づけ支援:健診および人間ドックを受診した医療機関、または船橋市保健福祉センター、社会福祉会館、船橋駅前総合窓口センター(フェイスビル5階)、公民館等。           ※家庭訪問や遠隔面接も実施しています。

積極的支援:船橋駅前総合窓口センター(フェイスビル5階)、船橋市保健福祉センター等。  ※家庭訪問や遠隔面接も実施しています。

7.特定保健指導についてのQ&A

 

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健康づくり課 (特定保健指導係)

〒273-8506船橋市北本町1-16-55 船橋市保健福祉センター

受付時間:午前9時から午後5時まで 休業日:土曜日・日曜日・祝休日・12月29日から1月3日