【子ども記者通信】たくさんの方のボランティアで成り立っているてわたし図書館と民間図書館(習志野台第一小学校 吉川 咲希さん)

更新日:令和8(2026)年3月19日(木曜日)

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 みなさんは「北習志野てわたし図書館」を知っていますか?「北習志野てわたし図書館」は、民間図書館やイベントなどを通じてまちづくりの活動をしている「NPO法人 情報ステーション」さんが手掛ける民間図書館の一つです。民間図書館の中では最大級を誇る約2,500冊の蔵書の貸出ができ、返却ポストがないことが特徴です。本は会員登録をすれば、誰でも無料で2冊を2週間まで借りられます。館内はハンモックやピアノがある図書スペースとシェアキッチンが利用できるレンタルスペースがあり、レンタルスペースではワークショップやイベントなども行っています。
 「このような民間図書館は珍しくて良い取り組みだな。」と思い、「北習志野てわたし図書館」館長の山口さんと、「NPO法人 情報ステーション」副代表の鈴木さんにインタビューをしてきました。

<北習志野てわたし図書館>
Q1. てわたし図書館を始めたきっかけを教えてください。
A1. 北習志野をいつまでも活気のある元気なところにするために、人とのつながりをもっと増やしたいと思ったことです。人とのつながりが増えると震災の時に助け合えたり、地域をよりよくする活動にもつながったりすると思いました。また、NPO法人情報ステーションさんの民間図書館の取り組みが素敵だなと思い、レンタルスペースと掛け合わせてもっとたくさんの方にこの取り組みを知ってほしいと思ったのもきっかけです。会員登録をすれば火曜日と金曜日に誰でも無料で本を借りることができ、本を返却するためのポストがないので、本を返す時に誰かと会って話して友達になるなどのことに繋がったらいいなと考えています。

Q2. てわたし図書館の名前の由来を教えてください。
A2. 手と手が届く範囲の人の笑顔を増やしていき、どんどん笑顔があふれるいい街にしていきたいと思ったことです。

Q3. ロゴマークの由来を教えてください。
A3. 笑顔があふれる楽しい集いの場所を作りたいという意味が込められています。そして、ロゴマークをデザインして下さる方は地元で活躍されている方がいいと思ったので、切り絵作家の中村頼子さんにお願いしました。


Q4. てわたし図書館をやる上で大切にしていることを教えてください。
A4. 異世代交流でいろいろな世代の人が関われるようにすることです。誰かの「やってみたい」を応援する場所になったり、ここから人の輪が広がったりすればいいなと思っています。

Q5. てわたし図書館をやっていて大変なことを教えてください。
A5. 初めは私一人でやっていたのですが、地域のボランティアの方々がお手伝いにきてくださるので大変と感じることは少ないです。いつもボランティアの方々には本当に助けられています。

Q6. てわたし図書館をやっていて嬉しかったことを教えてください。
A6. 小さい子やお年寄りの方がこの図書館がきっかけで友達ができたと言ってくれたのがすごく嬉しかったです。また、この図書館で開催しているワークショップで今まで知り合えなかった人とも交流が深まっていると聞いて嬉しかったです。

Q7. てわたし図書館をこの場所に作った理由を教えてください。
Q7. 私の地元である習志野台で交流を作りたいと思ったことと、安心で安全な場所がよかったのでここにしました。ここは、周りに商店街や学校、交番もあるので、すごく安心・安全でいいなと思いました。

Q8. 本の入れ替え頻度はどのくらいですか。
A8. この図書館の本はすべて寄贈本でなりたっていて、NPO法人情報ステーションさんで管理しており、月に一度、てわたし図書館に合う本が届けられます。

Q9. 1日でどのくらいの方が訪れるのですか。
A9. 図書の貸出日は約20~30人、ワークショップなどのイベントの日は多い時には、約40~50人くらいの方が訪れます。月に1回、ピアニストによる演奏会もあり、その参加費は石川県に寄付されています。


<NPO法人情報ステーション>
Q1. 民間図書館を始めたきっかけを教えてください。
A1. 代表の岡が大学生のとき、行き帰りに本を読みたいと考えたそうです。しかし、市の図書館だと早く閉まってしまうことが多く、本を買うとどんどんたまっていってしまうので、通勤・通学のときに楽しめる本の場所を作ろうと考えたことがきっかけだそうです。船橋駅前のフェイスビルの一角が1号店です。このことを高校時代の仲間に話すと協力してくれた方が何人かいて、その取り組みをもっと広めるために本の寄贈をお願いするチラシを作って貼ったところ、段々と本が増えて民間図書館がどんどん増えていきました。


Q2. 民間図書館のボランティアの総数を教えてください。
A2. 本を貸し出すときにボランティアの方がスタッフカードのバーコードを読み取るのですが、そのバーコードの発行数が約1,000人です。ですが、バーコードを持っているのは何回も手伝いに来てくれている方なので、1回だけ、数回だけ手伝ってくださった方はまた別にもいらっしゃいます。ボランティアは小学生から歓迎しています。

Q3. 民間図書館の合計蔵書数を教えてください。
A3. タイトル数は全国で9万7000冊ほどです。複本があるものもあり、冊数はもっと多いです。

Q4. 民間図書館をやる上でのこだわりを教えてください。
A4. 蔵書はすべて誰かが寄贈して下さったものだということを意識しています。今はもう読まないけれど捨てられない本を、私たちが間に入って次の読み手を探して、少しでも本が長く使えたり、民間図書館を利用してくださる方の笑顔が増えたりすればいいなと思っています。

Q5. 民間図書館を設置する場所はどのように決めているのですか。どこが多いですか。
A5. 船橋北口みらい図書館、袖ヶ浦団地まいぷれ図書館、代表 岡の個人事務所兼民間図書館以外は、本を置きたいから民間図書館を造ってほしいと頼まれて造りました。マンションや保育園などから依頼がくることもあります。最近一番多いのは老人ホームです。コロナ禍では外出もできず、面会にも行けなくて老人ホームの中で楽しめるように、という依頼が多かったです。本を置きたい場所がある方を常に募集しています。

Q6. 全国では何館あるのですか。どこが多いですか。
A6. この約20年間の累計でオープンした館数は140館ほどですが、コロナウイルスの影響などでお休みしてしまったり、閉館してしまったりして今は70館ほどです。場所は千葉、東京、埼玉、神奈川などが多いです。本を入れ替えるために千葉、東京、埼玉、神奈川は毎月車で回るのですが、広島や大阪、盛岡などは月に1度郵送で本を送っています。こんな本が読みたい、というリクエストBOXも設置しています。

Q7. 民間図書館のいいところを教えてください。
A7. 「ひとり2冊・2週間まで借りられます」というルールしかないので、誰でも来て自由に楽しめるところです。また、新しい本より誰かが手に取って読んだ本の方が、付加価値があると思っています。しおりが挟まっていたり、書き込みがあったり、誰かが大事にしていた証があっていいなと思います。

Q8. 民間図書館でやってみたいことを教えてください。
A8. 袖ヶ浦団地まいぷれ図書館はご近所のボランティアの方が頑張って毎日運営してくれているのですが、船橋北口みらい図書館はボランティアさんが足りなくて閉まっていることも多いので、毎日運営できるようにしたいです。コミュニケーションの場所になれるような、たくさんの本や人がいる活用される図書館にしていきたいです。

 このように、「てわたし図書館」などの民間図書館はたくさんの寄贈本やボランティアの方々の力があって運営されていることが分かりました。異世代交流が深まってもっと活気があって楽しい街にするためのすごくいい取り組みだと思います。私もインタビューの際、読まなくなった本を2冊寄贈しました。レンタルスペースも機会があったら利用してみたいです。みなさんも、この素敵な「北習志野てわたし図書館」や民間図書館にぜひ行ってみてください!

(令和8年3月8日投稿)

みんなの約束のポスター
▲みんなの約束のポスター
館内の様子
▲館内の様子
図書スペースのピアノ
▲図書スペースのピアノ
てわたし図書館のロゴマーク
▲てわたし図書館のロゴマーク
レンタルスペースのシェアキッチン
▲レンタルスペースのシェアキッチン

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