ふなばし市には「海」がある ~ふなばし市独自の大規模消火システム~
ふなばし市には「海」がある ~ふなばし市独自の大規模消火システム~

1995年(平成7年)に発生した阪神・淡路大震災では、地震で水道管が壊れ、消火栓が使えずに火災が広がりました。
「もし、船橋で同じことが起きたら・・・?」
それを解決するのがこの大規模消火システムです。
ふなばし市は、海に面しています。
この海の水を「無限の武器」に変え、JR総武線南側の約1,010haのエリアを守ります。
ふなばし市が独自に整備したこの大規模消火システムを紹介します。
◇◆ 大規模消火システムってなに? ◆◇
ふなばし市には、街を火災から守る特別な消火の仕組みがあります。
それは、東京湾の海水を下水道などの管を通して内陸へ送り、川の水と合わせて消火に使うというもの。
いざという時に、たくさんの水をすばやく届けられるように作られた大規模消火システムです。
この仕組みが完成したのは1996年(平成8年)。
きっかけは、1995年(平成7年)に発生した阪神・淡路大震災でした。
震災では、同時に多くの火災が発生し、消火用の水の確保が大きな課題となりました。
その教訓を胸に、ふなばし市は「水の街の強み」を活かした備えを整えました。
海と川に囲まれた街だからこそできる、防災のかたち。
それが、ふなばし市の大規模消火システムです。
このシステムは、
(1) 内陸は圧送管が狙い撃つ「圧送管利用方式」
(1) 内陸は圧送管が狙い撃つ「圧送管利用方式」
(2) 地下の巨大なダム「下水道利用方式」
(3) 沿岸部は直接取水の防御線「直接取水方式」
の3つで構成され、JR総武線南側を中心とした約1,010haを消火活動可能範囲としています。

ふなばし市の危機に備えて、万全の準備をしています。
次に、各方式の紹介をします。
(1)圧送管(あっそうかん)利用方式 ー専用の管路で直通‼ー
ふなばし市が独自に開発したこのシステム専用の管路を地下に埋設してあります。
山谷(さんや)水門から水中ポンプ2基で大量の海水をくみ上げて、ふなばし市の玄関口であるJR船橋駅南側付近を経由して、天沼弁天池公園までの1,500m先まで海水を送ります。
山谷(さんや)水門から水中ポンプ2基で大量の海水をくみ上げて、ふなばし市の玄関口であるJR船橋駅南側付近を経由して、天沼弁天池公園までの1,500m先まで海水を送ります。
その間に設置されている5箇所の海水用消火栓からポンプ車で海水をくみ上げて消火活動をします。

(2)下水道利用方式 -下水道を逆流させる!?-
普段は雨水を海へ流す「雨水放流幹線(うすいほうりゅうかんせん)」を水門の開閉で、海水を逆流させて街へ送り込みます。
本来、水を捨てるための下水道が「命の水路」へ反転‼
下水道が「巨大な貯水槽」に早変わりします。
マンホールを開ければ、そこには消火用水が満たされています。

(3)直接取水方式 -海と川の自然に恵まれた船橋-
ふなばし市は南側には東京湾、内陸に海老川・長津川・真間川などの河川が流れ、海と川の自然に恵まれた環境です。
海や川から直接、水をくみ上げ消火に利用します。

◎資機材の紹介
各方式の利点を更に高めるために「100mmホース」「4口集水金具」「集水分岐用ボールコック」「分岐用ボールコック」等も併せて整備しています。

最後に

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