令和3年度市民公益活動公募型支援事業への審査委員からのコメントについて

更新日:令和4(2022)年11月4日(金曜日)

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 令和3年度に船橋市市民公益活動支援事業として実施した事業について、事業申込時に審査を行った「市民活動支援審査会」からのコメントを公表します。

 例年は、事業の成果を報告していただく公開報告会を開催しておりましたが、今年度については新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から中止とし、代わりにコメントを公表させていただきます。 

事業実施団体

団体名 事業名・内容
船橋古文書の会 読んでみませんか!古文書講座(初級編)(PDF形式 900キロバイト)
フェアトレードちば フェアトレードを知り学び味わう!コーヒーワークショップの実施(PDF形式 977キロバイト)
船橋行田公園走友会 第30回船橋市行田公園100kmリレーマラソン大会(PDF形式 1,023キロバイト)
プレーパーク船橋 長津川プレーパーク~ロープワークをマスターして遊び場を手作りしよう!~(PDF形式 1,298キロバイト)
NPO法人発達障害支援ネットYELL 発達障害に関する講演会(PDF形式 1,251キロバイト)
NPO法人JASH日本性の健康協会 船橋にも多様な性を語れる交流会を!(PDF形式 1,225キロバイト)

審査会からのコメント

船橋古文書の会 読んでみませんか!古文書講座(初級編)

・無事に講座が開催され、多くの方に参加していただけたのは大変良かったと思います。地域の方々に新しい生涯学習の視点を提供できたものと思います。当初予定では、復習用に動画の配信が予定されていました。そちらに対する感想もお聞きできれば良かったです。ネットを組み合わせた今後の取り組みに期待します。


・広報活動を積極的にされて、2回目は定員を超える申し込みがあったのは良かったです。コロナ禍での開催は大変だったと思いますが、市民の生涯学習の場、人との交流の場としてのニーズの高さを感じます。講座参加がきっかけとなり、会員数が増えることで、会の運営もより安定していくことと思います。アンケート結果をもとに次年度以降の講座開催について検討を進め、さらに活発に活動が継続されることを願っています。


・新型コロナウイルスの影響もあり、参加人数や開催方法等に苦慮されているのではないかと推察します。今後も引き続き様々な課題が出てくると思いますので、今回経験した内容を踏まえ、変化に対応し貴会が継続発展できるような体制作りをしていただきたいと思います。


・ 継続的なコロナ禍中に於いて、公共施設を使用(感染対策・参加制限)しての、参加者募集、講座開催の運びとなりましたが、ポスター他による案内効果も有り、予定を上回る応募人数となり、開催講座の評判も上々でした。コロナ収束が見通せぬ現状を考えれば、今後の講座開催は、ZOOM併用・有料開催が妥当ではと考えます。


・ 一つの机を二人で利用するなどコロナ対策に十分留意して実施したことやHPに「復習用」として解読文などを掲載したことについて評価します。次年度以降、新規会員は受講するとしても古参会員は講師の補助者として受講生の質問等に対応するなど役割分担することや講師らの大きな負担にならない範囲で「予習用」として活用できる情報をHPに掲載することの検討を期待します。


・ 本事業は、中高年に人気のある古文書を学習する機会を提供した点で、多くの市民が生涯学習に取り組むきっかけとなるイベントになったと考えます。チラシのほか、地域新聞への掲載依頼など、効果的な周知方法を通じて多くの参加者を集めた点は、他団体も参考となる好事例と言えます。今後も、会場とオンラインのハイブリッド開催など、よりイベントに参加しやすい工夫も検討してみてください。 

フェアトレードちば フェアトレードを知り学び味わう!コーヒーワークショップの実施

・現代社会においてプレーパークのような自然の中で身体を思いっきり動かした遊びのできる場は非常に重要なものと思います。今回のようなロープワークのレクチャーは、そうした屋外での遊びの楽しみを広げていく上で重要な意味を持つと思いますし、遊びから学びにつながるよき場であると考えられます。多くの参加者の方に機会が提供できてよかったです。


・ワークショップ参加者が想定より少なかった原因を考え、今後の開催方法を工夫して欲しいです。市内のフェアトレード団体とのネットワークづくりが進められたことは大きな成果だと思います。市民の認知度を上げて行くために、市内の団体や活動に参加してくれるボランティアとの協力関係を丁寧に作られることが大事だと思います。今後予定されている市内のフェアトレード団体等のマップに大いに期待しています。


・当初予定していた内容から変更はありましたが、実施できたことは良かったと思います。参加人数が少ない点については実施時期を変更するなど次回につなげていただき、貴会の活動がさらに認知され広がるようにつなげていただきたいと思います。


・ 公民館・オンライン併用、ボランティアも募集しての開催となり、市民参加者には、SDGsの使う責任への理解を深めていただきました。今後更にフェアトレード取り組み団体が結束を強め、市民へのフェアトレード理解促進に向け活動を更にパワーアップし、推進してゆかれる事を期待いたします。


・ いろいろ計画通りに進まない中、実施に漕ぎつけた情熱と努力について評価します。市内の関係団体のネットワーク化については、紙媒体にこだわらずHPで公開して新たな情報を随時追加更新していくことの検討とチラシの表現内容、レイアウトなどの一層の創意工夫、開催日時を含め参加者が少数であった要因の分析を期待します。


・ 関連団体と協働で、市内においては十分な理解が進んでいないフェアトレードの概念の普及を図った点で、新規性と将来性を感じました。当日は、学習教材の一つであるコーヒーセットをオンライン参加者には事前郵送するなど、自宅でも会場と同じ臨場感を持って講座に臨めるように配慮した点は特に評価したいと思います。関連団体の情報を集約したマップの完成を心待ちにしています。

船橋行田公園走友会 第30回船橋市行田公園100kmリレーマラソン大会

・長年地域の人々に親しまれてきた大会を継続していることに敬意を表します。またたくさんの学生ボランティアの方にお手伝いいただいたことは、会そのもののもたらす社会的価値を高めるとともに、学生さんにとってもよい学びの場となったことと思います。一方で計画書にあった障害を持った方々の参加について、報告で特に言及されていない点は残念に思います。


・コロナ対策をし、無事に大会が開催できて良かったです。学生ボランティアが延べ70名も参加したことは大きな成果です。夏のボランティア活動をきっかけに、今後の大会運営に学生が参加しやすい仕組みが作れると良いのではないでしょうか。8月の開催ということで、今後も安全に大会運営がなされることと、障害のある方も含め、多様な方が参加しやすいレースづくりを一層進めていただきたいと思います。


・新型コロナウイルスの影響による開催方法の変更や参加人数等の課題があるかと思いますが、今まで継続してきたイベントを時代の変化や緊急事態にも対応しながら継続していくことは非常に大切と考えますので今後も変化に対応したイベントの開催を目指していただいきたいと思います。


・ 今大会はコロナ対策として、通常時の約半数の参加/距離も半分ながら、学生ボランティアは応募者多数中から70名に参加いただき、昼迄には全チームが完走出来ました。今大会開催準備に参加いただいた皆様の、叡智の成果です。今後これまで以上に、参加者の範囲・規模を拡大し、多くの市民参加の大会となる事を期待いたします。


・ 50周回と距離の短縮、中継地点二か所の設置、開始時間の変更などコロナ対策を考慮した柔軟な対応とチーバ君を登場させ見学者や応援者の参加感を高める工夫を評価します。パラリンピックで見られた、視覚障碍者や聴覚障碍者、車いす利用者なども参加できる方法の検討を期待します。


・ 本事業は今回で30回目ではありましたが、これまでとは違い、十分な感染症対策を講じ、参加者が安心して参加できるよう配慮した点で評価できます。当日は学生ボランティアも登用し、学生の貴重な体験機会を提供した点も特筆すべきだと考えます。今後も老若男女関係なく、マラソンを通じて、地域交流の場になることを期待しています。 

プレーパーク船橋 長津川プレーパーク~ロープワークをマスターして遊び場を手作りしよう!~

・コーヒーという身近な嗜好品を通じてフェアトレードについて学ぶという取り組みは、地域の人々にとって有意義な場であると思われます。おいしいコーヒーの淹れ方に興味を持つ人は多いと思います。一方で公的な助成をもとに行われる事業には一滴の規模感が必要です。より多くの人々に機会を提供する取り組みが望まれます。


・参加者が多く、関心の高さがうかがえました。講師のお話を通して、プレーパークの意義がしっかりと伝わったと思います。この機会を通して、参加者それぞれにさまざまなきっかけが生まれ、参加者同士のつながりも生まれたのではないでしょうか。地域で共に育ちあうコミュニティづくりの取り組みとしてぜひ継続していただきたいです。船橋市内の他地域にもプレーパークの活動が広がることを期待します。


・新型コロナウイルスの影響もあり活動が難しい中、継続して活動していただけていることはご苦労もあると思います。ロープワークは遊びだけでなく、非常時にも役立つロープワークもあり、自然環境が大きく変化し災害が多く発生している時代に大きく役立ちますので今後の活動に活かしていただきたいと思います。


・ 当事業は、船橋市内の自然環境抜群の公園を使っての、子供から大人まで延200名(スタッフ含め)の大集団イベントとなりました。費用の4割弱がロープ代、今後の再使用により、何十倍もの価値有りと後日判断される事でしょう。参加者は、今回の経験を各自の活動圏に持ち帰り、周辺住民を巻き込み再現する事で、市民の野外活動力アップにも貢献する事と思います。 (充実の講習内容にて、市のホームページででも公開すれば、評価度は更にアップすると思います。)


・ 主体的に自由に遊びまわる子供たちの姿が目に浮かびます。日頃何気なく受け止めている事象を「リスクとハザード」という考え方で整理することの有効性、重要性を伝え共有できたことを評価します。経費については、長く継続して活動していくためにも、参加者に実費程度の負担を求めることの検討を期待します。


・ 「1日目は講習」、「2日目は実践」の構成にしたことで、初めての方でも参加しやすくなるだけでなく、段階的にロープワークの習得につながったと思います。これまでの貴団体の実績を踏まえると、もちろん日頃の活動を続けること自体にも大きな意義がありますが、今回のように講習も交えた新たな取り組みを織り交ぜていくことで、参加者の裾野はさらに広がっていくのでないかと考えます。現在のような社会状況が続くとしても、貴団体の活動を通じて、子供たち及びその保護者の交流機会及び遊び場が提供されつづけることを願っています。 

NPO法人発達障害支援ネット 発達障害に関する講演会

・発達障害を持つ方、その親御さんへの支援というのは、非常に重要なテーマであり、ご活動に敬意を表します。今回は、ハイブリッド型の講演会に取り組まれ、その準備にはご苦労も多かったと思います。ぜひ、今後の継続的な支援につなげていただければと思います。また、公的な助成金を使う事業では、やはり数字的なアウトプットが重要です。参加者数を始めとする様々なアウトプットを報告の中に盛り込んでいただければと思います。


・講演会のハイブリット開催は初めてのことで苦労があったと思いますが、これまで会場に行くのが困難だった方が参加できたとすれば、大きな成果です。講演会を通して、さまざまな立場の方が理解を深めると同時に、自分と同じように発達障害のある子に関わる人を知ることで励みになる面もあるのではないでしょうか。参加者からの声を次の講演テーマにつなげ、活動を継続・発展していって欲しいです。


・新型コロナウイルスの影響もあり対面での活動が制限される中でもオンラインを活用してでも(オンラインだからこそ)つながりたい方はいらっしゃると思います。今後も様々な制限があるかもしれませんが、リアルとオンラインの双方を活用していただき広く参加者を募っていただくとともに活動の幅を広げていただきたいと思います。


・ 継続するコロナ禍中に於いて、初めてのオンラインと会場参加を併用しての開催となり、会場参加は16名と予定の半数にとどまりました。 講演内容の発達障害のある子供への接し方に対する評判も上々で、講師への質問タイムを通し、今後は講演後に交流会を開き、参加者同士でも交流出来る場を準備しては、との意見も出ました。(充実した講演内容にて、一般公開が可能であれば、市民への理解が進むと思います。)


・ 未経験のオンライン配信にあたり、いろいろな角度から点検、検討したうえで、リハーサルを経て実施したことを評価します。オンラインでの参加人数は不明ですが、会場参加者は想定の半数程度とのことで、講演会に参加することのメリットや講演内容の価値が事前に十分に理解されていたかなど、チラシの表現、内容、配布先等の周知方法について再検討することを期待します。


・ 会場とオンラインのハイブリッド開催により、多くの方が参加できるよう配慮した点を評価したいと思います。オンラインでの実施は苦労されたはずですが、今回培ったノウハウをぜひ今後に生かしてください。コロナ禍により閉塞感を感じることが多い社会背景もあり、支援者がつながる場の価値は非常に大きいといえます。今後は、就労関係の情報やキャリアデザインなどのテーマも含めて活動を展開していくようですので、多くの当事者及び支援者のサポートになることを期待しています。 

NPO法人JASH日本性の健康協会 船橋にも多様な性を語れる交流会を!

・重要なテーマに継続的に取り組まれていることに敬意を表します。LGBTのようなテーマは社会的な偏見の払しょくが何よりも重要で、今回のような活動は地道に継続していく必要があると思います。一方で、報告書にもありましたが、一般の市民への啓発という意味では、成果が見えにくい状況だったかと思います。当事者の方への取り組みと、広く市民の方への取り組みは、活動の両輪かと思います。今後のご活動に期待します。


・この事業2年目の活動で、広報の工夫をされ、私もフライヤーをいただき職場内に掲示しました。市民参加にはまだ時間がかかると思いますが、船橋市のパートナーシップ宣誓制度の周知の取り組みとの連携や、他団体との協力をぜひ進めていただきたいです。LGBTを含めたダイバーシティ促進の道のりは長いとのことですが、貴団体の活動を通じて力をもらっている当事者の方も多いと思います。活動の発展を願っています。


・貴会が当事業に初めて応募されて以降の活動の広がりを感じております。まだまだ課題はあるかと思いますが、効果ある内容の宣伝方法等により継続して活動内容を告知宣伝していただくとともにリアルでの人と人、組織と組織とのつながりにも注目していただき、時間はかかるかもしれませんが一つ一つ積み上げていただければと思います。


・ 当イベント実施途中に、船橋市でもパートナーシップ宣誓制度が制定されました。LGBTQなどの性的マイノリティーへの理解をより多くの市民に浸透させる為の当事業も2年目となり、初年度様、公共施設/Zoomでの交流会開催(計4回参加約30名)チラシ(500部X2回送付)/SNS/他色々な取組みを実施いただきました。当年度単体での成果は、実感出来る物では有りませんが、市民への更なる理解浸透の為には、このようなイベントを継続展開させると共に、その方法の更なる効率アップを試行してゆく事が大切であると判断いたします。


・ 無理解や偏見が社会問題となっている中で、当事者等が語り合える交流の場を設定する取り組みを評価します。送りっぱなしの抽象的な内容のチラシの配布や交流会の開催とは趣を変えた、「出前講座に講師を無料で派遣します」と具体的で分かり易く事業を説明するとかプロバスケ「千葉ジェッツ」とのコラボ催事を開きその場を活用するとか啓発活動の一層の創意工夫を期待します。


・ 交流会を通じて、当事者のつながる場が継続されたことを嬉しく思います。昨年度と比較してフライヤーの内容がグレードアップし、また多くの市民の目に触れたことで、貴団体の活動の認知及びLGBTの理解促進に大きな影響をもたらしたのではないでしょうか。「LGBTを始めとしたダイバーシティの促進の道のりはまだ長いことも実感した」と記載がありましたが、交流会に海外からの参加者がいたことは一定の前進がみられた何よりの証拠だと感じます。貴団体の活動を通じて、多様性がますます許容される社会になることを願っています。 

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