令和元年度市民公益活動公募型支援事業への審査委員からのコメントについて

更新日:令和2(2020)年10月5日(月曜日)

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 令和元年度に船橋市市民公益活動支援事業として実施した事業について、事業申込時に審査を行った「市民活動支援審査会」からのコメントを公表します。

 例年は、事業の成果を報告していただく公開報告会を開催しておりましたが、今年度については新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から中止とし、代わりにコメントを公表させていただきます。 

事業実施団体

団体名 事業名・内容
みんなの家こっこ こっこで学ぼう2019(PDF形式 472キロバイト)
船橋の民話をきく会 子ども達に船橋の民話を、のこす・つたえる・ひろめる・とどける事業(PDF形式 521キロバイト)
ワーカーズコープちば ふなばし制服バンク事業(PDF形式 636キロバイト)

審査会からのコメント

みんなの家こっこ こっこで学ぼう2019
 

・実施計画書にあった、11月の農業体験事業が活動拠点の見直しの影響で中止になったのは残念でした。今後の実施に期待します。


・子ども食堂を安定して運営できなかったことは、残念でなりません。お魚教室は、生き生きとした子どもたちの様子がうかがえました。しかし、この事業のもう一つの柱である農業体験が実施できず、予算化していた保険料と使用料が活用されなかったことは、大きな反省点です。拠点の移転は大変だったと思いますが、新しい地域で何ができるのかを探求していきたいとのこと。コロナ禍にあって、今年度の活動は様々な変更や制限を余儀なくされていることと思います。地域と協力し、活動を継続していけるよう、切に願っています。


・食を通して、子ども達を見守っていく活動を円滑に行っていくことが、如何に難しいか、そんな課題が降って湧いた事案。しかし、どんな状況でも、子ども達と繋がっていくというスタンスを守り通す熱意で、困難を乗り越えられたことを称賛します。子ども達が目を輝かせながら、興味津々で受けたお魚教室の光景から、開催目的を果たした皆様の喜びも伝わりました。そして、withコロナ中も、パントリー方式で子ども食堂活動を継続し、子どもとの繋がりを本当に大切にしていることに感銘しました。


・事業環境の大きな変化があったことにより、予定されていた事業が実施できなかったことは残念です。今後は新しい事業環境のもと事業の再構築を行っていただき、社会課題解決のためにご尽力いただきたいと思います。


・実施されたお魚教室は事業目的を達成されたと思います。予定されていた農業体験も含め、さらに子ども達の利用が増えるよう、周知に努めてください。子どもの孤食解消と居場所作りをはかり、子ども達の健やかな成長の為に、これからも活動に期待します。


・食への関心を高め、命を頂くことに感謝する気持ちを育むことは、子どもたちにとってとても重要だと思います。子どもたちの食に対する興味・関心につながる事業が継続して実施されることを期待します。

船橋の民話をきく会 子ども達に船橋の民話を、のこす・つたえる・ひろめる・とどける事業
 

・コロナ禍で年度末の活動制限をされたようですが、苦労されて作成した冊子が印刷物のみでは勿体ないと感じます。今後Web等(些少な費用で自主製作可能)での公開を期待します。


・丁寧な編集作業で、これまでになかった子ども向けの船橋の民話の本と紙芝居が出来上がり、良かったです。ぜひ拝見したいです。この事業は、語りの出前と講座で実際に話を耳で聞くことにより効果が見込まれるものだっただけに、コロナの影響で中止になってしまったことが非常に残念です。終息後の再開を期待しています。


・船橋の庶民生活の一端を伝える民話、それを子ども向けに書籍としてまとめた本事業は、文化資産の確かな継承です。気易く手に取り、読みたくなる表紙と本文、その編集に、団体の底力の大きさを、改めて、知ることになりました。これからも、講座、お話し会等での民話のお伝えにご期待します。国立国会図書館への納本が、未だでしたら、閲覧機会の拡大と永続的保存の観点からお薦めします。


・本事業における講座は新型コロナウイルスの影響で残念ながら実行できませんでしたが、書籍につきましては1つの形にしていただきありがとうございます。今後はこの形にしていただいた書籍を多くの方に読んでいただくことも含め活発な活動を期待しています。


・作成した本・紙芝居は子ども達が民話を通して船橋に愛着を持つことにつながると思います。配布して終りではなく、語り聞かせ・講習会等で“民話を届ける”活動をより充実させていってください。


・船橋に伝わる民話を子ども向けの冊子として配布したことで、船橋の未来を担う子どもたちが地域に愛着を持つきっかけになったと思います。今後は、当初予定していた冊子を活用した講座の実施により、船橋の民話がさらに広がることを期待します。

ワーカーズコープちば ふなばし制服バンク事業
 

・他の民間事業者が行っている事例の費用対効果を参考にして、本事業展開の経済的自立を目指すことを希望します。


・事業3年目で、市内での認知度も上がってきていると思います。クリーニング業務を障害者施設へ委託するなど、本来の目的だけでなく、地域の活性化に繋がっている点も重要だと思います。主な活動メンバーが変わり、作業効率等の見直しも行っているとのこと。コロナの影響も大きいのではないでしょうか。市内の中学生が安心して学校生活を送ることができるようにするための一事業として、今後は行政との協働事業や、他機関との連携が進められると良いと思います。


・制服の早期マッチング(回収から販売まで)には解決すべき課題がまだまだあるかと存じますが、社会課題解決の事業として今後も継続して行っていくためにはこの課題を乗り越えていただき、さらなる事業発展へ繋げていただきたいと思います。


・制服バンクを通じての、子育て世代への支援と資源循環の活動は、毎年、その輪を着実に広げていると共に、本年度は、課題であった業務方法・収支改善にも見事に努められ、その成果を上げたことを評価します。皆様の問題意識と解決力の高さは、他団体のモデルと云えます。これからも多くの市民団体との連携に期待します。


・地道な広報活動の継続により「制服バンク」が広く周知され、多くの制服を集めることができるようになった事は喜ばしいことです。しかし、今後は回収した制服をより多くの市民に活用してもらえるよう、さらに工夫してこの活動を継続していってほしいと思います。 


・事業の実施により資源の有効活用や貧困家庭への支援に繋がっただけでなく、地域の高齢者や福祉施設の仕事おこしに寄与した点も素晴らしいと思います。補助金を活用して事業を実施した3年間の経験を糧に、今後のさらなる活動の発展を期待します。

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