通電火災とは?

更新日:令和2(2020)年7月22日(水曜日)

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通電火災にご用心!!

 平成23年3月11日、東北地方を襲った東日本大震災により多くの方が被災され、甚大な被害が発生したことは皆さんの記憶に深く刻まれていることでしょう。
 皆さんは、大きな地震が起こった時にその地震が原因となって多くの火災が発生していることをご存知でしょうか。総務省消防庁の統計によりますと東日本大震災では計330件の火災が発生し、平成7年に発生した阪神・淡路大震災では計293件の火災が発生したとされています。
 地震時の火災は、ガスコンロやストーブ等、様々な原因がありますが、近年注目されているのが通電火災です。

 このページでは、通電火災の注意すべき点を考えていきたいと思います。

災害時、電気火災の発生は身近な電気機器から!

 地震が発生すると、建物の倒壊や家具・電気機器の転倒により、電気ストーブや照明器具などが可燃物と接触して火災が発生する恐れがあります。
 それに対して電気ストーブや照明器具を使用中に地震が発生し、停電により電源が切れるとその場では火災にはなりませんが、その後の余震で転倒したり可燃物が触れた状態で停電が復旧すると自動的に電源が入り、火災が発生します。
 また、地震だけでなく台風などの自然災害で起こった停電でも、復旧した後に火災が発生することがあります。

 このような火災を「通電火災」といい、近年注目されています。

通電火災を防ぐために

通電火災の原因は?

 通電火災の原因としては、次のようなものがあげられます。
 1つは、停電の復旧に伴い地震によって散乱した室内で電気ストーブや照明器具に通電し、近くの可燃物に着火する場合があります。
 もうひとつは、地震により電気配線の被覆や電気機器本体が損傷している状態で通電すると火花が発生することがあります。その火花が可燃物や漏れているガスに引火することで火災になる場合があります。
 さらには、地震以外でも台風などの風水害による停電の際にも、雨漏りなどでコンセントや天井裏の配線が濡れた状態で復旧してしまうと、トラッキング現象やショートを誘発し、火災になる場合があります。

トラッキング現象のイラスト

通電火災は発見が遅れがち!

 停電はいつ復旧するかわからないので、避難所などにいて、家に誰もいない時に復旧する場合が多くあります。
 そのような状態で停電が復旧し、通電火災が発生すると、火災の発見・初期消火が遅れ、火災の規模が拡大してしまいます。このように、災害直後ではなく、時間差で発生することや、不在時に発生することが通電火災の怖さなのです。

通電火災の対策は?

 停電中は電気機器のスイッチを切る、電源プラグを外すことはもちろんですが、通電火災を防ぐために最も有効なのは、「避難する際にブレーカーを落とす」ことです。
 しかし、地震発生直後は、自分自身の身の安全を守ることが最優先であり、必ずしもブレーカーを落として避難できるとは限りません。

ブレーカーを落とす女性のイラスト

 そんな時に便利なのが、「感震ブレーカー」です。感震ブレーカーは地震の揺れを感知して自動で電源を遮断する(ブレーカーを落とす)器具です。感震ブレーカーには様々な種類があるため、詳しい内容については、「感震ブレーカーについて」をご参照ください。

 なお、感震ブレーカーは地震の揺れによって作動するものなので、当然ですが風水害による停電等では作動しませんのでご注意ください。

電気の復旧前に確認すべきこと

 ここまで、通電火災の原因や対策について考えてきましたが、避難先から帰宅した際に、何に注意して電気を復旧させればよいのでしょうか。
 ブレーカーを上げる際は、事前に周辺にガス漏れがないか、電気機器の電源コードはすべて抜けているか、十分に安全を確認してから復旧させましょう。
 もしガス臭がしたり、コンセントに異常があれば復旧させずに専門業者に相談してください。
 安全を確認したうえでも、ブレーカーを上げる際には万が一の出火に備えて消火器を用意しましょう。
 仮に、通電後に焦げ臭いにおいや煙、異音など、何か異常を感じたら直ちにブレーカーを再度落とし、消防機関に連絡または専門業者に相談してください。

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