今月の旬の素材（キンメダイ）

食材名

キンメダイ「金目鯛」
キンメダイ目キンメダイ科

分布

太平洋やインド洋の温帯域から熱帯域に分布しています。また日本では釧路沖以南の大陸棚や海山周辺、水深200～600mに生息しています。

産地

相模湾、駿河湾、伊豆七島が名産として知られていますが、房総半島の勝浦沖のものも 1年を通して脂が乗っています。また、室戸沖も産地として有名です。
漁獲量が多いのは、静岡県、高知県、千葉県となっています。

旬

12月～2月です。

特徴

キンメダイは、鮮紅色の魚体と、名前の由来にもなった「金色に光り輝く」大きな目が特徴です。
全長は3年で30cm程度となり、成魚の大きいものは50cm程度で寿命は14年以上にもなります。また、関西よりも関東でよく食べられています。

栄養価

キンメダイは脂がたっぷり乗っているためDHA（ドコサヘキサエン酸）が豊富に含まれています。DHA（ドコサヘキサエン酸）には、悪玉コレステロールや血液中の中性脂肪を減らす効果があります。また、タンパク質、脂肪、ミネラルも豊富に含まれています。その他にもリン、貧血等の防止になる鉄分、疲労回復に効果があるビタミンB1、細胞再生や成長促進など役立ちビタミンB2などを含む栄養価の高い魚です。

ワンポイント豆知識

選び方

身は赤く鮮やかで金目が美しく澄み、ウロコも金色に輝いているものが新鮮だそうです。切り身は身が厚く、弾力のあるものを選んで下さい。

調理

食べ方としては、新鮮なものは刺身にもしますが、身が柔らかいので煮物にするのが一般的です。
また、煮物にする際には、飾り包丁（魚の皮の上から浅く包丁を入れる）を入れると、煮くずれ防止や味がしみこみやすくなるそうです。

食材を使ったレシピ