今月の旬の素材(イカ)

更新日:令和5(2023)年7月31日(月曜日)

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スルメイカ
(写真はスルメイカです。)

食材名

イカ「烏賊」

分布

イカには非常に多くの種類があり、世界中の亜熱帯から寒帯まで広く分布しています。世界の海に約500種、日本近海にも130種ほど生息し、食用としては20種程です。

産地

  • スルメイカ 北海道・青森県・富山県・長崎県
  • ヤリイカ 北海道・青森県・茨城県・千葉県・三重県・愛知県・山口県
  • アオリイカ 日本海沿岸・四国地方・九州地方・沖縄県
  • ケンサキイカ 福岡県・長崎県

  • スルメイカ 夏~秋
  • ヤリイカ 冬~春
  • アオリイカ 初夏~初秋
  • ケンサキイカ 春~夏
  • コウイカ 秋~冬

種類

スルメイカ(アカイカ科)

日本周辺の海域でもっとも多くとれるイカです。胴の長さは30cm程度、体は褐色で背側に黒帯があるのが特徴です。煮物や刺し身・天ぷら等様々に調理され、スルメや塩辛などに利用されています。

ヤリイカ(ジンドウイカ科)

長さが40cmを越す大型のイカで、北海道以南に生息しています。漁獲量は、スルメイカに次いで多く、槍の穂先のように外見から名前がついたそうです。

アオリイカ(ジンドウイカ科)

ヤリイカ同様、長さが40cmを越し、身が比較的厚く、半月形の大きなヒレが特徴のイカです。北海道の南部を北限とし、西太平洋、インド洋まで分布しています。生食するのにイカの中では、最上級で、漁獲量も少ないのです。

ケンサキイカ(ジンドウイカ科)

関東地方以西に生息し、体は赤褐色で、長さは40cm前後になります。スルメに加工されると、「一番スルメ」と呼ばれ商品価値が最も高いイカです。

コウイカ(コウイカ科)

本州中部以南で多く漁獲されている、胴の背側に石灰質の甲を持ち、長さ17cm程のイカです。日本での漁獲量の約半分を長崎県が占めています。

栄養価

イカには、コレステロールの含有量が多いといわれていますが、コレステロールを下げる作用や視力の回復、貧血の予防、肝臓の機能強化に効果があるタウリンも含まれております。他にも、中性脂肪を抑制し、血液をサラサラにするといわれる EPA(エイコサペンタエン酸)、コレステロールを下げるDHA(ドコサヘキサエン酸)も多く含まれております。

ワンポイント豆知識

選び方

水揚されたばかりの新鮮なものは体の模様がはっきりし、透明感があり内臓が透けて見えますが次第に透明感がなくなり茶褐色から乳白色へと変わっていくことで鮮度が見分けられるそうです。

調理

イカを油で揚げるときは、身に水分が多いので油がはねることがあります。よく水分を拭き取ってから揚げて下さい。
また煮物にする際には、煮すぎると身が堅くなりますので、サッと火を通すくらいが適当です。

食材を使ったレシピ

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