今月の旬の素材(アンコウ)

更新日:平成26(2014)年4月2日(水曜日)

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あんこう

食材名

アンコウ「鮟鱇」
アンコウ目アンコウ科

特徴

アンコウは水深100m以上の海底に生息する深海魚です。体の表面にウロコがなく、扁平な頭部と横に広い口が特徴です。

分布

北海道以南から東シナ海、西太平洋、インド洋に分布しています。

旬の時期

春に産卵期を迎えるアンコウは、冬の間に栄養を蓄えるため、旬としての期間は11月~3月です。

栄養価

アンコウは栄養価が非常に高く、皮膚や骨、目の老化を防止するコラーゲンや免疫機能を維持するビタミンAが多く含まれています。また、血圧やコレステロールの低下、心臓の機能
強化や動脈硬化、脳卒中の予防するタウリンが多く含まれています。他にも、肝臓には老化現象の進行を抑制する働きがあるビタミンEが豊富に含まれているそうです。

種類

一般にアンコウと言う場合はアンコウ(クツアンコウ)とキアンコウをさすことが多いです。

アンコウ

別名でクツアンコウとも呼ばれ、インド洋と太平洋の温海域に分布しています。日本では、福島県以南で生息し、茨城県沖漁獲されるアンコウが常陸物「水戸のアンコウ」として高値で取引されるそうです。見分け方としては、口の中に白色点があることで特徴です。

キアンコウ

北海道南部から東シナ海に分布しています。アンコウ(クツアンコウ)と似ていますが、口の中が一様に黒色・褐色であるところが見分けるポイントです。

ワンポイント豆知識

吊るし切り

アンコウは身がぬるぬるしているため、まな板の上では、切ることが難しいので、独特の方法でさばかれています。

  1. アンコウの下あごを鉤(かぎ)にかけ、縄で吊るします。
  2. 口から水を入れて、重みで体を安定させます。
  3. 胸びれをそぎおとし、あごの下から皮を裂きます。
  4. 皮を剥ぎ取り、肉を裂き、肝と腸(わた)を取り出して切り離します。
  5. 胃袋を取り出し、身をそぎ、身びれを切り落とします。

七つ道具

アンコウの食べる部位を総称です。

  1. 肝 
  2. とも(胸びれ、尾びれ) 
  3. ぬの(卵巣) 
  4. 柳肉(身肉、ほお肉) 
  5. 水袋(胃袋)
  6. えら 

食材を使ったレシピ

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