今月の旬の素材(アンコウ)
食材名
アンコウ「鮟鱇」
アンコウ目アンコウ科
特徴
アンコウは水深100m以上の海底に生息する深海魚です。体の表面にウロコがなく、扁平な頭部と横に広い口が特徴です。
分布
北海道以南から東シナ海、西太平洋、インド洋に分布しています。
旬の時期
春に産卵期を迎えるアンコウは、冬の間に栄養を蓄えるため、旬としての期間は11月~3月です。
栄養価
アンコウは栄養価が非常に高く、皮膚や骨、目の老化を防止するコラーゲンや免疫機能を維持するビタミンAが多く含まれています。また、血圧やコレステロールの低下、心臓の機能
強化や動脈硬化、脳卒中の予防するタウリンが多く含まれています。他にも、肝臓には老化現象の進行を抑制する働きがあるビタミンEが豊富に含まれているそうです。
種類
一般にアンコウと言う場合はアンコウ(クツアンコウ)とキアンコウをさすことが多いです。
アンコウ
別名でクツアンコウとも呼ばれ、インド洋と太平洋の温海域に分布しています。日本では、福島県以南で生息し、茨城県沖漁獲されるアンコウが常陸物「水戸のアンコウ」として高値で取引されるそうです。見分け方としては、口の中に白色点があることで特徴です。
キアンコウ
北海道南部から東シナ海に分布しています。アンコウ(クツアンコウ)と似ていますが、口の中が一様に黒色・褐色であるところが見分けるポイントです。
ワンポイント豆知識
吊るし切り
アンコウは身がぬるぬるしているため、まな板の上では、切ることが難しいので、独特の方法でさばかれています。
- アンコウの下あごを鉤(かぎ)にかけ、縄で吊るします。
- 口から水を入れて、重みで体を安定させます。
- 胸びれをそぎおとし、あごの下から皮を裂きます。
- 皮を剥ぎ取り、肉を裂き、肝と腸(わた)を取り出して切り離します。
- 胃袋を取り出し、身をそぎ、身びれを切り落とします。
七つ道具
アンコウの食べる部位を総称です。
- 肝
- とも(胸びれ、尾びれ)
- ぬの(卵巣)
- 柳肉(身肉、ほお肉)
- 水袋(胃袋)
- えら
- 皮
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