【子ども記者通信】つばめの雄大な人生(船橋小学校 大林 知暉さん)
私の通う船橋小学校には、毎年とある生き物が子育てをしにやってきます。その生き物とは、つばめです。小学校1階のカラーロードの天井の角などに巣をつくっており、観察することができます。月ごとのつばめの様子をまとめてみました。
<5月>…上旬はあまり見られず、中旬からカラーロード周辺を飛び交い始める。口に枝などを加えて巣を作っている。
<6月>…巣を作り終え、産卵が始まる。親鳥が卵を温めるために巣でじっとしていることが多い。下旬にひなが生まれる。終わりごろにはひなが顔を出して親鳥が餌を持ってくるのを「ピヨピヨ」と鳴いて待っている。
<7月>…ひながある程度大きくなる。親鳥も少し世話が楽になったようす。
このように季節ごとに徐々に成長している姿を見ることができました。つばめを毎年近くで見守ってきた職員の方に話を伺ったところ、糞で床が汚れないように段ボールを巣の真下に置き、人と共生するための工夫をしていると話してくれました。ほかにも、毎年元気に巣立っているものの、過去には巣から転落したり、天敵にやられてしまったりしたひなもいたと教えてくれました。命の尊さと自然の厳しさ、子育ての難しさを考えさせられました。
ひなは夏以降に巣立っていき、親鳥もいなくなる時がきます。成長して羽ばたいていく姿はとても頼もしく嬉しいことですが、少しさびしくも感じました。
つばめはその後、南国に向かって長い旅をします。船橋小のつばめを観察することで、つばめの雄大な人生にロマンを感じました。巣立ったひなも親鳥も、来年にまた元気に私たちの小学校に帰ってきてくれると嬉しいです。みんなで大切に見守っていきたいです。
(令和7年7月28日投稿)
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