【子ども記者通信】心に眠る私の思い出(船橋小学校 大林 知暉さん)
皆さんは、過去の思い出を懐かしんで心が動いたことはありますか。私は4歳から6歳までの3年間、「畑佐学園 神明幼稚園」に通いました。友達と過ごす楽しい日々はあっという間に過ぎ去り、雪の中迎えた卒園式。当時幼稚園で殆ど泣かなかった私が、その日はぼろぼろと涙を流して泣いたことを今でも覚えています。幼稚園で過ごした思い出はずっと大切にしたい宝物の一つです。
あれから6年後。小学校で毎日楽しく過ごしていた私のもとに神明幼稚園から一通のハガキが届きました。「タイムカプセル掘り起こしの招待状」と書かれていました。卒園直前、一人ずつメッセージを書いたカードをタイムカプセルに埋めたことを思い出しました。
待ちわびたタイムカプセル掘り起し日の当日。ワクワクやドキドキを胸に幼稚園に到着しました。園舎を見ただけで思い出が鮮明によみがえってきました。思い出に浸りながら園庭に入って行くと「久しぶり」「元気だった?」「○○さんいるかな?」という明るい声が聞こえ、たくさんの友達やかつての親友の成長した姿がありました。木々の緑に囲まれた懐かしい遊具で遊びながら、たくさんの再会に喜びました。
そして、ついにタイムカプセルを掘り起こしました。土のついたビンからメッセージカードを取り出し、当時の担任の先生が手渡してくれました。年長の時に書いた丸みを帯びたひらがなの幼い文字で、自分の名前や将来の夢などが綴られていました。
友達や先生方と写真を撮り終えてから、畑佐耕一郎園長にお話を聞くことができました。昭和43年に開園して以来58年目を迎え、卒園生の数は7100人以上もいるそうです。畑佐園長は「子育ての喜びを感じる幼児教育」を常に目標にしているそうです。「少子化の中、子どもたちが元気に登園してきてくれるだけでうれしい」と語ってくれました。園長先生の懐かしい声と笑顔に温かい気持ちになりました。時の流れに切なさを感じつつも、感謝を胸に幼稚園を後にしました。
幼稚園で教わったこと、友達との数々の思い出は今でも心の奥底にあります。神明幼稚園と先生方、そこで出会った友達のことは今も大好きです。きっとこれからもここで過ごした3年間の思い出は色褪せることなく、私の大事な宝物であり続けることでしょう。
(令和7年7月28日投稿)
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