海老川上流地区への医療センター移転見直しについて

更新日:令和8(2026)年8月4日(火曜日)

ページID:P149149

・このご意見は令和8年1月にいただいていたものです。
・お問い合わせ内容を要約している場合があります。

内容

 市のメディカルタウン構想に興味を持ち、いろいろ勉強して見えてきたことは、医療センターをハザードエリアである海老川上流地区へ移転しようとしているということです。
 軟弱地盤で地震時の液状化が起こりやすい、豪雨の時には洪水の危険性が高い、近くの金属スクラップヤードからの土壌水質汚染が計測されていることなど、市民として危険を感じ、反対署名運動や意見交換会などを重ねてきましたが、市側は聞く耳を持ってくれません。医療センターの建て替えに反対するものではありませんがその場所が不適切だと思います。
 現在の医療センターの病棟の改修・増築の記録を見ると、平成6年から平成20年の竣工なので急を要する建物は少ないです。これらの病院を壊して危険な場所に移転するのではなく、現在の場所で、リハビリテーション病院や看護学校と連携しながら建て替え・増設をしてほしいです。
 また、海老川上流地区は貴重な動植物の生息地でもあり、ぜひ、保全に努めてください。

内容

1)回答部署:新病院建設室

 現在の医療センターの位置での建て替えを検討しましたが、工期が長引くこと、工事中の患者さんへの影響が大きいことなどから、難しいと判断しました。
 市内のほかの土地でも建て替えの検討をしましたが、敷地の広さなど、医療センターを建てる上で必要な条件を満たす土地は見つけられませんでした。
 海老川上流地区では、新しいまちづくりの中で広い土地を生み出すことができるので、医療センターとして必要な広さの土地が確保できます。また、現在の医療センターから近い位置にあり、市の中心部にあるので、市内のどこからでも来院しやすく、救急搬送の受け入れもしやすくなります。
 このように、医療センターを建てる上で必要な条件を満たしていることから、海老川上流地区に移転することとしました。


2)回答部署:新病院建設室

大雨について
 海老川上流地区は、ハザードマップで浸水が想定されていますが、まちづくりの中で、雨水を流す管(雨水管)や雨水を一時的に貯める施設(調整池)をつくるなどの対策が行われます。
 また、新しい医療センター(新病院)では、敷地の高さを想定し得る最大規模の降雨(1000年に一度の降雨量を上回る降雨)による浸水想定よりも高くすることで、想定し得る最大規模の降雨でも浸水しないよう対策を行います。
 

地震等について
 新病院の建物設計にあたっては、新病院予定地で行った詳細な地盤調査結果を踏まえ、液状化など今回の敷地特有の事象に配慮しながら構造設計を行い、安全性の確認をしています。さらに病院本棟は、地震の揺れを吸収して、建物の揺れを少なくする免震構造を採用しており、建物内の設備の損傷や家具の転倒を防ぐようにしています。
 建物以外の部分では、救急車が通る通路など、必要な箇所に地盤改良を行うことで、大きな地震が起こった場合でも病院機能を維持できるように計画しています。

新病院へのアクセスについて
 新病院予定地の東側の道路は、浸水・液状化ともにハザードエリア対象外となっています。また、万が一、東側の道路が通行できないとなった場合に、北東側や北西側道路など通行可能な道路を選んでアクセスすることも想定し、病院敷地への出入口を複数設ける計画としています。

地域災害拠点病院として
 新病院は地域災害拠点病院として、インフラが被災し途絶した場合でも医療機能を維持できるよう緊急汚水槽の設置、水や食料品、診療材料の備蓄の確保など行い、災害時でも機能を維持し、医療を提供できる病院となるように計画しています。


土壌・水質汚染などのリスクについて
 新病院用地の取得にあたり、売主である海老川上流地区土地区画整理組合より、船橋市土砂等の埋立て等による土壌の汚染及び災害の発生の防止に関する条例に準じた地質等検査報告書を受領しており、環境基本法に規定する土壌の汚染に係る環境基準による安全基準を全て満たしていることを確認しています。
 また、新病院では井戸及び浄水設備を設置し、飲用水などの一部として地下水を利用する計画ですが、水道法に基づき、工事着手時に水質検査の実施や、保健所への届出など必要な手続等を行い、定められた水質基準を遵守したうえで地下水を利用します。
 災害等への対応についても、様々な対策を行うことで、医療センターの役割・機能を十分に発揮できるものと考えております。
 このことから、医療センターの移転予定地について見直しをする考えはございません。


建替えの必要性について
 医療センターは、昭和58年の開院以降、約40年が経過し、この間、医療需要の増加等に対応するため施設の増築を繰り返してきた結果、機能が分散配置され効率性が大きく低下していること、設備の老朽化が進行していること、施設の狭あい化等が原因で、患者さんの受け入れに限界が生じていること、医療技術の進歩にあわせた治療を行うスペースが確保できないことなど様々な問題が生じています。
 例えば、設備面では、配管からの漏水などのトラブルが発生すると、診療機能への影響が懸念されますが、救命救急センターとして24時間体制で医療を提供しているため、こういった設備を修理することは非常に難しく、対症療法でしのいでいる状況です。
 そして特に重要な問題は、医療センターが三次救急医療機関や地域がん診療連携拠点病院としての役割を担っていくためには、医療技術の進歩にあわせた医療機器や治療法の導入と治療室の確保が必要ですが、そのスペースが不足していることです。
 移転建て替えを行い、医療センターが抱えている問題を解決することで、これまで以上に、市民のみなさまの命を守っていくことが可能となります。



3)回答部署:都市政策課
 

 海老川上流地区においては、環境影響調査を実施しております。
 環境影響評価を実施する対象は、環境影響評価法では75ha(ヘクタール)以上、県の条例では50ha以上の規模の事業とされており、船橋市海老川上流土地区画整理事業(以下「当区画整理事業」という。)は約42.3haのため法令上は調査の対象外です。しかしながら、市の都市計画マスタープランにおいて南部海老川環境軸に含まれる地区であることを考慮し、海老川上流地区においては、当区画整理事業に先立ち、平成30年度から令和2年度にかけて、自主的に調査を行いました。
 調査の結果、重要種と位置づけられた植物のうち、当区画整理事業により影響がある種について、令和4年度に当区画整理事業区域外に移植し、令和5年度から3か年モニタリングを実施しております。
 動物につきましては、重要種と位置付けられた動物のうち、移動能力が高い種については、影響が少ないと評価されました。また、移動能力の低い動物種については、段階的に施工することで、周辺の類似した環境に逃避できると評価されております。
 以上のことから、当区画整理事業は環境に配慮しながら進められるものと考えております。