防炎品ってどんなもの?

更新日:令和6(2024)年8月30日(金曜日)

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防炎品ってどんなもの?

日頃、私たちは燃えやすいものに囲まれて生活しています。日常生活でのちょっとしたことが原因となって、多くの火災が発生しています。
防炎性能を有する防炎品は、火災の初期段階では、火災の発生を防止し、延焼拡大を抑制または阻止する効果があり、また、防炎効果により火災の成長を抑制することで、初期消火や避難などの火災対応を行う貴重な時間的余裕をもたらします。
多くの可燃物とともに暮らしている家庭や職場の防火対策として、防炎品を上手に活用していきましょう。

防炎品のイラスト

防炎品には「防炎物品」と「防炎製品」があります。

防炎品には、不特定多数の人々等を火災から守るため消防法で決められている「防炎物品」と消防法に基づく防炎物品以外の防炎品で、使用する人を火災から守るための「防炎製品」があります。

防炎物品ってどんなもの?

消防法では、次のような施設で使用するカーテンやじゅうたん等の防炎対象物品は一定の防炎性能を持つ防炎物品の使用が義務付けられています。
○百貨店、飲食店、旅館、地下街などの不特定多数の人が出入りする施設
○病院、福祉施設、保育所など、容易に避難できない方が利用する施設
○高さ31mを超える高層建築物
防炎品使用箇所
イラストは総務省消防庁ホームページ(外部リンク http://www.fdma.go.jp)を引用
防炎対象物品

カーテン、布製のブラインド、暗幕、じゅうたん等、展示用の合板、どん帳その他舞台において使用する幕及び舞台において使用する大道具用の合板並びに工事用シート。

 防炎物品と非防炎物品の燃焼比較画像
(画像向かって左側防炎物品、右側非防炎物品)
(公財)日本防炎協会提供
カーテンの燃焼比較
カーテンの燃焼実験
大型ガスライターにより同時着火し、1分30秒後
じゅうたんの燃焼比較
じゅうたんの燃焼比較
大型ガスライターにより同時着火し、8分後

防炎ラベルの確認
防炎物品かどうかはラベルで確認できます。
画像は総務省消防庁ホームページ(外部リンク http://www.fdma.go.jp)を引用

防炎製品ってどんなもの?

消防法に基づく防炎対象物品以外の寝具類、衣類、防災頭巾、テント類、シート類、車両のボデイカバー、幕類、などにも、防炎性能を有する防炎製品があります。
使用の義務はありませんが、一定の防炎性能を持っており、火災の被害軽減に有効ですので、使用を推奨します。
 防炎製品と非防炎製品の燃焼比較画像
(画像向かって左側防炎製品、右側非防炎製品)
(公財)日本防炎協会提供
寝具の燃焼比較
布団の燃焼実験
たばこにより同時着火し、42分30秒後
エプロンの燃焼比較
エプロンの燃焼実験
大型ガスライターにより同時着火し、50秒後
パジャマの燃焼比較
パジャマの燃焼実験
大型ガスライターにより同時着火し、50秒後

また、火災の早期発見、被害の軽減には住宅用火災警報器の設置も非常に有効です。
住宅用火災警報器についても、こちらから確認しましょう。

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