消防隊員はこんな訓練をしています!

更新日:令和7(2025)年5月14日(水曜日)

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 消防隊員は、市民の生命、身体及び財産を火災などの災害から守るために、毎日いろいろな訓練を行っています。
 訓練は、主に3つの種別に分けて下記の区分で行っています。

種 別 区 分
 基本訓練   消火技術訓練、救助技術訓練、救急技術訓練、指揮技術訓練
 通信技術訓練、特別技術訓練、小隊技術訓練
 応用訓練   中隊連携訓練、大隊連携訓練、図上訓練、地震津波訓練
 風水害訓練、応用特別訓練
 総合訓練   合同訓練、特別訓練、総合特別訓練

 これから訓練の一例を紹介します。

1 基本訓練 【消火技術訓練】

(1) 空気呼吸器の着装      呼吸器 
空気呼吸器は、火災出動時に必ず使用するものです。
防火衣と合わせると約20kgの重さです。
(2) 放水活動
・資機材の搬送  
・ホース延長
・放水
ホース延長 
ホースは1本20mの長さがあり、災害現場によっては10本以上のホースを延長することもあります。
放水
火災の被害を最小限に抑えるため、1分でも1秒でも早く放水できるように繰り返し訓練しています。
(3) 高所進入活動    
・三連はしご取扱い   
・ホースの引揚げ  
三連はしご 
三連はしごは、3連式になっており、収納した状態から3段階に伸縮し、8.7mの長さとなります。
巻き吊り
上階に進入した隊員がロープを下ろして、地上にいる隊員が管そう部分に結索をし、ホースを引揚げます。
(4) 基本結索       結索
消防活動において、必要不可欠なロープ結索の訓練になります。
各隊員は、確認呼称をしながら確実な結索を身につけます。
(5) 要救助者の搬送 救出
写真の搬送方法は「前屈二人搬送」です。
いち早く安全な場所へ要救助者を救出するための訓練です。

2 応用訓練【大隊連携訓練】

 大隊連携訓練は、2つ以上の中隊が連携して訓練施設で行う想定訓練です。
 下記写真は、消防訓練センターで実施した火災防ぎょ訓練の様子で、訓練想定は、
 「木造2階建て共同住宅1階から出火、要救助者不明」

北 集合 北 指揮本部 北 ホース延長
北大隊 放水 北大隊 三連 北大隊 搬送

3 総合訓練

(1)事故列車内救出訓練

JR 東日本旅客鉄道株式会社千葉支社協力
のもと、人身事故を想定した負傷者の
救出、救護、車両のジャッキアップ等の
総合訓練を行いました。

訓練に参加した東日本旅客鉄道株式会社
千葉支社、千葉県警察、千葉県内消防
機関との連携を確認しました。

(2)水難救助合同訓練

 訓練想定
 漁船とプレジャーボートの衝突事故。
 プレジャーボートは沈没し要救助者が複数名。
 また漁船から船員1名が海に転落し水面に浮いている模様。
 さらに要救助者救出後、漁船にあっては炎上。
水難 指揮本部 水難 水面よし 水難 捜索
水難 クレーン 水難 ドローン 水難 へり

 水難事故対応時の防災機関との連携を再確認し、迅速かつ安全で効果的な救助体制を確立することを目的とし、訓練を実施しました。
 訓練に参加した、千葉海上保安部・千葉県警察水上警察隊・千葉県船橋警察署・千葉市消防局・市川市消防局との連携を確認しました。
 

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