今月の旬の素材(ソラマメ)

更新日:平成28(2016)年2月21日(日曜日)

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ソラマメ2

食材名

ソラマメ「蚕豆」「空豆」
マメ科ソラマメ属

特徴

ソラマメはマメ科の一年草または越年草で古くから世界各地で栽培されています。
高さ60cm程度で品種によって豆の大きさが違います。豆果は長さ10cm程度の楕円形で、種子を2~4個ほど含んでいます。

旬の時期

旬は4~6月。

主産地

ソラマメは温暖な地方を中心に冬作のマメとして栽培されています。
生育適温は、15~20度程度と適用温度も狭く、乾燥や寒さに弱いので、主産地は温暖な地方になります。
日本での生産量は最盛期の1/40程度まで落ち込んでいるそうで、国内の主な産地は全生産量の約3割を占める鹿児島県、約2割を占める千葉県、約1割を占める香川県、宮城県、愛媛県となっています。
なお、世界で最も栽培の盛んな国は中国で、全世界生産量の約6割を占めているそうです。

歴史

ソラマメは北アフリカ原産で、もっとも歴史の古い豆のひとつです。エジプトや古代ギリシヤで栽培され、日本には、奈良時代にインドの僧が中国を経由して伝えたそうです。

栄養価

ソラマメの主成分はデンプンとたんぱく質です。ほかにウイルスや細菌に対する抵抗力を高めるほか、カゼや感染症などを予防する効果があるビタミンC、疲労回復に効果があるビタミンB1、細胞の再生や口内炎、目の充血を防ぐビタミンB2が多く含まれています。また、貧血やめまいを防ぐ鉄分も多量に含まれているほかにも、整腸作用があり、下痢や便秘予防に効果があるペクチンや体内コレステロール量の増加抑制などにも効果があるヘミセルロースなどの食物繊維も含まれています。

ソラマメ

ソラマメ1

ワンポイント豆知識

選び方

豆類は、新鮮なものほどおいしく、特にそら豆は、その鮮度においしさが左右されます。サヤから出すと、すぐかたくなってしまうので、なるべくサヤ付きを購入すること。また、サヤの色がよく、背の部分が変色していないもの、シワがなく、外見でマメの形がそろっているものが良いそうです。

保存方法

そら豆は収穫後、日がたつにつれ、味が落ちるので、購入後できるだけ早くゆでること。特にサヤからでているほど、早く加熱したほうがよいそうです。

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