今月の旬の素材(サクランボ)

更新日:令和5(2023)年7月31日(月曜日)

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サクランボ

食材名

サクランボ
バラ科サクラ属

主産地

さくらんぼは、栽培の南限が山梨県と言われ、主に山形県、北海道、青森、山梨、秋田、福島で栽培されています。特に山形県の生産量は、全国の75%を占めるほどです。

旬の時期

5月下旬~7月上旬
特に人気のある佐藤錦は6月中旬~6月下旬にかけて収穫されます。

栄養価

サクランボには、カリウムや有機酸とブドウ糖を多く含み疲労回復などに効果があるといわれ、また、体を温める作用もあります。利尿、むくみ、気管支炎の消炎、病後の回復期、疲労による食欲不振、美肌にも効果があるそうです。あのジクの部分を乾燥させて煎じて飲むと利尿作用を促す効果があるそうです。

ワンポイント豆知識

歴史

さくらんぼの原産地は、現在のトルコ共和国といわれています。有史以前より、西アジアから鳥などによって種子が運ばれてヨーロッパ一帯で野生化したといわれています。そこから大西洋を渡ってアメリカ、そして太平洋を渡って日本に伝来しました。日本には、明治7、8年頃、アメリカやヨーロッパから多数のオウトウ品種を導入し、北海道、東北その他の諸県に配布して栽培がはじまりました。
さくらんぼは、バラ科サクラ属に属し、甘い実をつける甘果桜桃(西洋実桜)、酸っぱい実をつける酸果桜桃(西洋酸実桜)のヨーロッパ系2種と、中国桜桃(支那実桜)の東アジア系1種、合計3種類がさくらんぼの起源とされています。そのうち日本でさくらんぼと言われているのは、甘果桜桃の実のことを言っています。

ハウス栽培のサクランボ全体写真

ハウス栽培のサクランボ

ハウスによるサクランボ栽培の様子 (写真 JA山形提供)

味覚

現在、世界には1500種類ものさくらんぼがあると言われ、日本では、その中の約30種類ほどのさくらんぼが栽培されています。その中で代表的な品種といえば、「佐藤錦」、「ナポレオン」、「南陽」あたりです。

  • 佐藤錦    
    品質がよく、甘く、雨にも劣果しにくい
  • ナポレオン  
    日持ちは良いが固く酸味が強い
  • 南陽      
    ナポレオンよりも一回り大きく、甘みがあって、ジューシー

美味しく食べるコツ

さくらんぼを美味しく食べるには、やっぱり生食で食べるのが一番です。薄い塩水でサッと洗い、冷たい水を満たしたガラス容器に入れて甘酸っぱい味覚を楽しみながら食べるのがいいです。

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