旬の素材(ニンジン)

更新日:平成28(2016)年2月21日(日曜日)

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ニンジン

食材名

ニンジン[人参]
セリ科ニンジン属

主産地

特に北海道が多く次いで千葉、青森、徳島、埼玉、茨城が主な産地です。秋にんじんは北海道が、冬にんじんは千葉、埼玉、茨城が、春夏にんじんは千葉、徳島が主な産地です。

旬の時期

関東では5月~6月が旬ですが、地域の気候に合わせ、全国的に周年栽培されています。

栄養価

にんじんは、根を食べる野菜の中では珍しく緑黄色野菜です。オレンジ色の色素はカロチン。体内でビタミンAに変わります。緑黄色野菜の中でも、カロチン含有量はトップクラス。約50グラム食べれば、成人が1日に必要な量のビタミンAを摂取できます。特に免疫力や肌あれ、老化防止に最適です。

ワンポイント豆知識

歴史

ニンジンはアフガニスタンがふるさとで、13世紀にヨーロッパに伝わったのが西洋系、インドを経て中国に伝播したのが東洋系といわれています。西洋系はオランダなどで品種改良され、様々な品種を生み出し特に芯までオレンジ色のものが生まれました。これが西洋系の「カロチンにんじん」とよばれるもののはじまりです。
日本には江戸時代後期にヨーロッパから長崎に入ったものと、ヨーロッパからアメリカを経由して日本に入ったものとがあり、これらが現在日本で栽培されているニンジンの主流になりました。一方、東洋系は、江戸時代初期に中国から日本に入ってきました。色も多彩で、細長いものでした。現在唯一出回っているのは、関西の金時にんじんで、暮れには関東にも出回ります。先が細く、深い紅色をしています。これは京にんじんともよばれます。

船橋市内のニンジン畑写真

船橋市内のニンジン畑

ニンジンの生育状況写真

ニンジンの生育状況

ニンジンの選び方

カロチンの豊富なほど赤みを帯びていますので選ぶときはこの点にまず注意します。また、肌がなめらかなで、葉元の周辺が黒ずんでいないものを選ぶのがいいです。

美味しく食べるコツ

カロチンは油に溶けやすい物質です。バターや油といっしょに調理すると、カロチンを吸収し易くなります。きんぴらや精進揚げなどは理にかなった食べ方です。食卓に彩りを添える効果もありますので、料理法を工夫しておいしく食べるのもコツです。
また、ビタミンCを破壊する酵素・アスコルビナーゼが含まれているので、ビタミンCの多いものと一緒にジュースにしたり、サラダにするときには、レモン汁や酢などの酸を加えるとよいです。

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