今月の旬の素材(なし)
食材名
なし 「梨」
バラ科ナシ属
主産地
主産地は鳥取県、千葉県、茨城県、などです。
旬の時期
7月下旬から10月上旬
栄養価
梨の成分は約90%が水分であることから、水分補給に役立つことや、梨に含まれている「アスパラギン酸」は疲労回復に効果があります。また、食物繊維が豊富に含まれており、腸の働きを活発にする効果があるほか、血圧を下げる作用のある「カリウム」も含まれています。
ワンポイント豆知識
歴史
梨は、弥生時代の登呂遺跡から種子が発見されたことからも古くから食されている果物です。日本梨は今から1300年ほど前に「日本書紀」などに栽培の記録があり、栽培分布も広く、江戸時代には、150種以上の品種が記録されています。現在、梨は果皮のコルクが発達して錆褐色になった赤梨系と発達していない青梨系があります。また、昭和初期から輸出がはじまり中国、韓国、台湾をはじめ、現在ではアメリカやヨーロッパにも輸出され、みかん・りんごと並び日本の代表的な輸出果実となっています。
味覚
代表的な品種について紹介します。
- 幸水
赤梨といわれる系統。糖度が高く果肉が柔らかいが日持ちが短いです。8月が最盛期です。 - 豊水
幸水同様、赤梨といわれる梨で、幸水よりも大きな梨です。甘味と酸味のバランスが良いと言われ、歯ごたえがあります。9月が最盛期です。 - 新高
幸水・豊水よりも大きく平均でも700g~800gある赤梨といわれる梨です。肉厚な上、酸味が少ないため甘味も強く感じます。10月が最盛期です。 - 二十世紀
青梨といわれる梨で、果汁の多さと爽やかな口当たり、きめの細かな果肉の舌触りが特徴です。赤梨よりも日持ちがするのが特徴です。9月が最盛期です。
見分け方のコツ
一般的な見分け方を紹介します。
- 実が固くて張りのあるもの
- 手に持った際にずっしりと重いもの
- へたが黒ずんでいないもの
- 幸水・豊水などは赤みの強くないもの、二十世紀は黄緑色の薄いもの
保存方法
よく密封してから冷蔵庫に保存しましょう。品種によって若干のばらつきが有りますが、保存期間は2週間~3週間ぐらいです。常温のまま置いておくと追熟して次第に
黄色づいていき持ちが悪くなるので、なるべく早いうちに冷蔵庫で保存するようにしましょう。
美味しく食べるコツ
梨に含まれている果糖、ブドウ糖などは、冷やすと甘味が強くなりますが、冷たすぎると舌の感覚が麻痺して甘味を感じなくなってしまいます。食べる前に、4℃前後で冷すとおいしく召し上がれます。冷やしすぎると甘味が落ちてしまいますので、食べる1~2時間前に冷蔵庫に入れるとよいでしょう。
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