今月の旬の素材(もも)

更新日:平成28(2016)年2月21日(日曜日)

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もも

食材名

もも 「桃」
バラ科サクラ属

主産地

主産地は山形県、福島県、山梨県、長野県、岡山県などです。

旬の時期

7月下旬から8月末

栄養価

ビタミンA、B1、B2、C、ミネラル、ペクチンを豊富に含み、また食物繊維が多く含まれており、便秘によく効きます。桃に含まれているイノシトール(細胞成長促進に必要なビタミンB群の一種)は脱毛も予防します。

ワンポイント豆知識

歴史

ももは、中国華北の海抜600~2000mの高原地帯が原産地とされ、日本にも岡山、長野、埼玉に野生種に近い小果種が存在します。古事記や日本書紀にも記載があり、平安末期から鎌倉時代にかけては日常的に供され、菓子の一種として珍重されました。日本では、平安朝末期から鎌倉時代にかけて、日常的な食生活に欠かせない菓子のひとつに数えられていたとされています。 明治初期に、欧米諸国や中国から、桃の品種が10種以上導入されました。しかし、これらの品種のさまざまな欠点が見られるようになり、その頃発見された、上海水蜜の新品種が日本独自の桃の品種群となっていきました。

桃のハウス栽培1

桃のハウス栽培2

写真上下 ビニールハウスによる桃の栽培

味覚

代表的な品種について紹介します。
 

  • 白鳳
    桃の王様ともいえる品種で、ピンク色に染まる外観は美しく、中の果肉は白色で果汁が多く、酸味は少なく上品な味です。
  • 日川白鳳
    早くから熟す品種で、早生種。果肉は白色で果汁が多く、甘みもあり着色のよい桃。
  • 清水白桃
    岡山で昭和11年に改良された品種。果頂部がほんのり赤く、美しい。玉ぞろいもよく、果肉は緻密で多汁。酸味渋味が多めです。
  • 川中島白桃
    色が赤くとろけるような甘みは、桃の中でも最高です。

見分け方のコツ

桃が一番おいしいのは、7~8月、特に8月に入ってからです。そこで美味しい桃の見分け方のコツを紹介します。

  • うぶ毛がツルツルでないもの
  • 形はいびつでないもの
  • 色が濃く、香りの強いもの
  • 軸の周辺が青くないもの

保存方法

桃はとてもデリケートで、ちょっとしたことで傷みやすく、そこから腐っていってしまいます。手にとる場合はそっと持つようにしましょう。

美味しく食べるコツ

表面の薄緑色が消え、皮が指でつるりとむけるころが食べ時。冷やしすぎると甘味が落ちてしまうので、食べる1~2時間前に冷蔵庫に入れるとよいでしょう。桃は生食がおいしいのですが、お菓子に利用してもまた違った味が楽しめます。黄桃の缶詰を利用すると一年中食べられます。黄桃の缶詰と寒天を使った涼しげなデザートを作ってみればまた一段と美味しく食べられるでしょう。

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