旬の素材(メロン)
食材名
メロン
ウリ科キュウリ属
主産地
主に熊本、茨城、北海道、愛知、山形、静岡、青森、千葉、宮崎、高知などで多く栽培されています。
旬の時期
メロンは高温多日照を好むので5月~7月に多く出回ります。低温期は熊本、高知、静岡、気温の上昇とともに関東に、晩夏から秋は東北、北海道へと産地が移動するなど周年出荷されています。
栄養価
メロンにはコレステロールの上昇を抑えるペクチン(食物繊維)や塩分(ナトリウム)を排出するカリウムもたくさん含まれていて、むくみを防ぐのに最適です。
ワンポイント豆知識
歴史
メロンはアフリカが原産地といわれていますが、マクワウリなど、アジアのメロンは系統が違うという説があります。日本では縄文時代の遺跡からマクワウリの種が出土しています。
明治になってヨーロッパ種のメロンが導入されましたが、消費の主体は従来からのマクワウリなどの在来種でした。1960年代に在来のマクワウリにヨーロッパ種のネットメロンを交配してつくりだしたプリンスメロンが栽培を広げました。以後、人気の品種(アンデスメロン・クインシーメロン・アールスメロンなど)が次々と登場しています。
ハウスによるメロン栽培の様子 (写真上 JA熊本経済連提供)
味覚
メロンには大きく分けて温室メロン、ハウスメロンに分けられ、ハウスメロンはまたネット型とノーネット型に分けられます(網目があるかないかの違い)。
- 温室メロン
アールス系メロンが主で網目と独特の香気があり高級品種のひとつ。果肉は厚くて柔らかく、すっきりした甘さが特徴。 - ハウスメロン
(ネット型) 青肉系のアンデスメロン・アムスメロン、赤肉系のクインシーメロン・夕張メロンなどがあり、最近は赤肉系が増えています。果肉がしまって甘さが強い。
(ノーネット型) ホームランメロン・キンショウメロンなどの品種があります。果肉は白色。肉質は堅く、歯ざわりがよい。
美味しく食べるコツ
メロンは買ってすぐに冷蔵庫に入れず、室温で数日間追熟するのがおいしく食べるコツです。その後、冷蔵庫で冷やしてください。あまり冷やしすぎると甘さがなくなるので注意してください。花落ち部を押して柔らかくメロン特有の香りがしたら食べごろです。
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